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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第九十八話】
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部屋から他の部屋へ移るのは自明の理ってやつだな。

……あの広い部屋で一人は少し寂しくも感じるが――少なくとも一夏と同じ部屋で同居よりはましだと思う。

同じ部屋だと身の危険を感じるからな。

……てかフランス政府はどう反応するのだろうか?

もしシャルが強制送還ってなるなら……何かしら手を打たないといけないが…。


そんな難しい表情をしながらも、織斑先生の一声で。


「小娘ども、そこまでにしろ。今はホームルーム中だ、後で有坂に詰め寄ればいいだろう」


そんな一声で、言い争っていた美冬もラウラも押し黙り――。


「凰、お前も自分のクラスへ戻れ。――それと後日、反省文の提出しろ。理由はわかっているな?」

「は、はぃ…」


流石に織斑先生に言われると鈴音も反論は出来ないようだ――てか反論すれば反省文の枚数増えるだけだが。

――何にしても、朝からまさかキスされるとは思わなかった……ラウラの真意がわからないが…また時間がある時に聞くか……正直、ドキドキしてるから上手く聞くことが出来るかわからないが――。


俺も席へと戻ると、刺さるような複数の視線に冷や汗が流れつつ、朝のホームルームが再開された――。
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