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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter17「写真」
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な事に立証していたのである。

「精霊の存在事態をエレンピオス人が認知していなかったのが大きな理由だ」

「そんな事って……」

「悲しいがそれが現実だった。精霊だけでだなくリーゼ・マクシアの存在事態がエレンピオスではおとぎ話であったんだ。だから自然枯渇もエネルギー不足も、エネルギー源が勝手になくなっているというのが多くのエレンピオス人の考えだった」

「ではマクスウェルが断界殻を作ったのは……」

「そう…幾度と警告を送ったマクスウェル…だがその警告は聞き入れてもらえず、業を煮やしたマクスウェルは霊力野が発達した人間を連れ、黒匣の無いリーゼ・マクシアを作ると共に、断界殻で両国を隔絶する……エレンピオスが黒匣の多用により滅亡する時を待つ為にな」

「…………」

ルドガーの世界の歴史……それは六課の隊長陣と数えきれない時を転生しつづけたヴォルケンリッターの面々すら言葉を紡ぐ事ができないでいる。綺麗事だけで世界がが成り立たない事を思い知るには十分だった。

「そして2000年の時が経ち、世界は大きく動き出した」

ジュード・マティスとミラ=マクスウェル……2人の出会いから2000年の時を経て物語は動き出した。ルドガーが体験しなかった一年前にあった戦いについて、ジュードから聞いた限りを簡単になのは達に話す。

「ガイアスは最初こそエレンピオスと黒匣を殲滅する事を目指していたが、ジュード達と本気でぶつかった事で2つの国と精霊がわかりあえる可能性に気付けた……その道のりは険しいだろうが、俺は人と精霊が変われる事を信じている」


“何千年かかろうとも、辿り着いてみせる”

きっとガイアスやジュード、その子々孫々なら理想の世界へ辿り着ける。

「まぁガイアスは大分天然なとこがあってビックリするところが抜けてたりするが、民を思う気持ちは本物だからな」

「お前がそこまで信頼している仲間か……是非ともこのガイアス王やイルベルト殿とは一度手合わせ願いたいものだ」

「シグナムはまたそれかよー」

ガイアスとシグナムが長刀と剣をぶつけ合う姿……思った以上に想像するのが簡単だった。
ある意味相性バッチリだ。

「じゃあさルドガー」

「何だ?」

「このルドガーの隣にいる女の子は誰なの?ルドガーは確か妹さんはいなかったってはやてから聞いたけど…」

フェイトが指差す先には、写真に写るエルの姿だった。何度エルの笑顔を見る度に自分は守り抜いたのだと実感できる。

「この子はエル……俺にとっては大切な“相棒”なんだ」

「相棒?」

「一応言っておくが変な意味でとるなよ?」

「え?違ったん?」

「ち・が・う!」

ミネストローネを飲み、気を取り直して話を始める事にする。再三
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