暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter17「写真」
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
解説は既に話していたが、写真とはいえ初めて見た精霊が口をモグモグさせながらお気楽そうに浮いている姿では、精霊は食い気の張った種族だと思われても仕方ない。

せめて写真に写る時ぐらいは普通にしてもらいたかった。

「はい!はーい!ルドガー君、私も質問!」

「 ? 」

「もの凄く気になってたんだけど、この紫色の物体はなんなの?ゆるいような、キモいような…よくわからない物体!」

「私も気になってました!これも精霊だったりするんですか?不気味ですよねー」

「…はは」

シャマルとシャーリーのティポのイメージを聞き、異世界でもティポはやはり、第一印象はそうなるんだなと知ると一緒にティポが本当に可哀想に思えてくる。

「そいつはティポっていうぬいぐるみなんだ」

「ぬ、ぬいぐるみ!?こんな不細工なのが?」

(あれ?何かもっと印象悪くなったか?)

ぬいぐるみという事を聞けば少しはティポのイメージが明るくなると思ったが、ルドガーの意図とは逆にマイナスに繋がっていく。

「わ、私はかわいいと思うよ?」

「う、うん!特にこの角とかさぁ」

「あ、あとティポは喋るだぞ!それに伸縮自在で、大きくなったら人間も中に入れたりもできたりと、
ギガント万能ぬいぐるみなんだ」

そんなルドガーの気を何となく感じたフェイトとなのはがフォローを入れてくれて、更にティポの機能を説明する。
これで少しはティポの株が上がる。
ちなみにティポの角のような物は実は耳だったりするが、この際ツッコまない。

心の中でエリーゼとティポにやったよ俺!と誇らしい気持ちがあったが………


「な、なんやそれ!ぬいぐるみが喋るやて!?めっちゃ怖いわ!」

「しかも人を喰うとか完全に化け物じゃねーか」


結果はえらく曲解しまったようだった。


「ところでクルスニク。この黒いロングコートの男は何者なんだ?」

ティポについてのフォローを考えていたルドガーにシグナムが黒いロングコートの男---ガイアスについて尋ねてくる。何やら目が輝いているようにも見え少し引いてしまう。

「写真とはいえこの男がただ者じゃないのは私でもわかる」

「そうだな……ただの刀オタクの遊び人じゃ納得しないよな」

「は?」

シグナムの性格とこの洞察力では彼女も納得はまずしないはずた。ではどう説明するか?無闇にガイアスの正体を明かすのはやはり気が引ける。だがここは異世界。
ガイアスの事を詳しく話しても問題なはいと判断する。

「アースト。それがこの男の本名だけど、もう1つの名前、ガイアスの方が断然有名だな」

「もう1つの名だと?普段は偽名を名乗っているのか?」

「前にガイアス本人から聞いた理由だと、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ