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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter17「写真」
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いつも通りのスバルとティアナの掛け合いに笑いが起こる。

「そうだったんだ。私もこれからなんだ。よかったら皆一緒に食べない」

「勿論や」

「大勢で食べるご飯は美味しいものね」

「けど逆に大勢でシャマルの作った飯を食べると気持ちがギガ沈む上に下手すりゃ死んじまうけどな」

「ひ、酷い!ヴィータちゃん!シグナム!ヴィータちゃんがっ!」

「私もヴィータと同意見だ。少しはクルスニクを見習え」

「うわぁーん!はやてちゃん!」

救いの言葉を期待してシグナムに声を掛けるも、1人で何でも出来るもんなエージェントと比較されてしまった。もう自分の味方ははやてだけだ。シャマルは自身の主君に泣きながらすがる。
……はやてが最後の希望だ。

(どないしよう……迂濶に頑張れって言ってまた暴走されるんも困るし……)

……望みはシャマルが知らぬまま、断ち切られた。


……頑張らない程度に頑張ろうシャマル。

「あはは……とにかく皆、一度椅子に座ろうよ」

「はい、フェイトさん!」

元気よくエリオが返事をする。全員が自分の席についた時フェイトは写真をルドガーに届けない事を思い出す。この温かな空気の影響でいつの間にか忘れていた。だが、写真を持っていた手が滑り写真をテーブルの中心に落とす。

「フェイトちゃんこの写真に写ってるのって……」

「ルドガーさん?とあと……」

なのはが親切心でフェイトに写真を渡そうと取った際写真の中身を見てしまう。
ついでにシャーリーも。悪気はないとはいえ、人の写真を友達とはいえ他の人間に了承もなく勝手に見せてしまう事に罪悪感を覚えてしまう。だが既に時は遅そし。ルドガーが写っている写真という物を見たい好奇心で、椅子に座っていた者達が続々とフェイト達のテーブルに集まってくる。

「ほんまや。しかもえらい大所帯やな……」

「うわぁ!リインみたいに宙に浮いてる人がいるですぅ!」

「ていうかコイツ人間なのか?羽が生えてるみてーだけどよ」

「この紫色の物体は何なのかしらね?ゆるいような、キモいような……」

「もしやその羽の生えた女と紫の物体が、以前クルスニクが言っていた精霊という者なのか?」

八神家メンバーが写真の中で明らかに異質な、羽の生えた女と謎の紫の物体----ミュゼとティポを見て各々の印象を話す。
ミュゼはともかく、ティポ本人が今の会話を聞いたら『バホー!ぼくの心はとうふめんたるなんだぞー!』と目を潤ませてシャマル達に抗議するだろう。あとティポは精霊ではない。
あんな伸縮自在で何でも飲み込む生物?は精霊から見ても驚きの一言だ。

「ねぇティア。精霊って何?」

「アンタ、ルドガーさんの世界の話し忘れたの?」

「えへ
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