第38話 少年とフラグが立っていくようです
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じゃろう。」
「貴方もつくづくバカね〜。あの人達、何か気に入らない事があったら
私達に突っかかって来るに決まってるじゃない。」
「そんな事も学習出来んのか、小僧が。所詮は人間と言う事か……。」
正義万歳魔法使い共があまりにうるさかったので、
ネギを表面・書類上俺より上に就けた途端、静かになった。
愚かとしか言いようが無い。しっぺ返しの後始末をするのは俺達大人――
いや、基本俺だからいいのか。・・・・・殺してえ・・・・。
「まぁ、それは置いといて。
お前等、またいらん事をしてるようじゃないか?なんだ、悪魔って?」
「それがのう、本当におるから困っとるのじゃよ。下の者達もやる気でのう……。」
「どうせ貴方か上が嗾けたのでしょう?まぁ、私達には関係ない事でしょうけれど。」
「フォッフォ。そう言ってもおれんでの。
夜の警備を厳重にしたいのじゃが、手伝ってはくれんかのう?」
「却下だ。これ以上仕事が増えちゃたまらんし、謎の悪魔退治に使おうって腹積りだろ?」
麻帆良には悪魔だの魔族だの、妖怪、侵入者、etc...が良く来るし、
今の警備の仕事で手一杯だ。(担当範囲が麻帆良全域だからな。)
それに、(いつもの事だが)最初から利用しようと言うスタンスが気に食わない。
「一回戦って手に負えんようなら助太刀してやるよ。
大公でも無い限り、今のお前なら楽勝だろう?」
「フォッフォ、それは過大評価というものじゃ。
じゃが、一応数には入れておくからの。おお、その分は別途支払わせてもらうからの。」
「そこら辺の心配はしてないよ。じゃ、授業があるから。」
悪魔階級―――貴族階級と言った方がいいかもしれない―――は、下から
男爵 子爵 伯爵 侯爵 公爵 大公 皇帝。主なモノは以上、7階級。
皇帝の上には魔神、魔王、地獄王という称号のみがある。
「………刀子。」
「はい、愁磨さん。ここに。」
学長室から離れ呼ぶと、スゥッと影から現れる刀子。
吸血鬼化してからの刀子には主に諜報役を任せている。耳も夜目も良くなってるからな。
「悪魔共の出現、ここ数週間でどれだけ増えた?」
「はい、日増し日増しに……。以前は一日に5〜6体くらいでしたが、
二週間前は平均20体、一週間前は46体、昨日一昨日は既に100体を超えましたし、
最近では男爵・子爵は当たり前。一昨日は遂に伯爵級まで現れました。」
「ふむ……なにが起こってるんだかね。引き続き頼む。」
麻帆良全体で100体だから恐ろしく密集率は低いが、単純に一カ月で25倍。
いや、週で倍々ゲームになっていると思っ
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