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少年は魔人になるようです
第37話 事件は一先ず決着するようです
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寛大なそのお心、まさに世界の主たる器……!!

失礼到します、お目汚しとは存じますが!!ぬ、グ、グググ……!!」


左太ももを右手で、右手を左手で鷲掴みにするヴァナミス。

そして、両手を一気に振り上げる。


ブチブチブチブチブチブチブチブチ!! ゴリッ!
「アァァァアアア、アアァアァァアアアァアアアアアアアアア!!!」
ブシュゥゥゥ!!


叫び声と共に、肉の裂ける音。その後骨を折る音がし、血が吹き出す。

刀子の件の借りは一先ずこの程度で良いだろう。結果的には死んでいないのだから。


「忠心の証、確かに。これにて今回の件は一時不問とする。」

「有り難き…幸せにございます………。では、失礼致します……。」


そう言って音も無く消えるヴァナミス。・・・・光転移まで使えるのか。

どこまで能力を使えるかは検証する必要があるが、今は・・・。


「さて、お前、等…………ああ、そりゃそうか。」

「それはそうでござるよ。きつい事するでござるなぁ……。」


振り返ると、妙に静かだったネギ一行は、長瀬を残して全員気絶していた。


………
……



「愁磨、あれは一体何なのですか・・・?」

「どうやら、造物主の新たな幹部らしいのじゃが。」

「いや、俺にも分からない。ツェラメルが独自に創ったモノだからな。

あの様子じゃ、脅威にはならんだろ。俺が死ねって言えば喜んで死ぬだろうし。」


気絶したネギ達は放置、先にアル達と話をする事に。

しかし、こいつら・・・・・・。


「んな事より、こいつらに説明しなきゃいけなくなっただろうが。

仮にも英雄様なんだからしっかりしてくれよ。」

「ああ、スマンな……。この頃戦える場所が無いからな、どうも鈍って……。」

「はぁ……。ダイオラマ球貸すから、今回みたいな失態しない様にしてくれ。」


ああ、この分じゃ詠春は酷い事になってんだろうなぁ・・・・。

刀子と刹那を弟子にしてた時に釘は刺しておいたけど、

書類仕事とか長の仕事に追われて修業してる暇なんてないだろうしな。


「ん、うぅ………ああぁあっ!?バイトに遅刻しちゃ―――あれ?」

「む、起きたか。じゃあ俺は後始末があるから、お前等は……まぁ好きなようにしてくれ。」

「ワシらの不手際で申し訳ないのう。またの、愁磨先生?」

「あ!愁磨先生!!あれ、えっと……何よあれ!?」


ああ、こう言う手合が一番面倒なんだよ。

説明したらしたでバカだから分からなくて、結局分かり易いようにもう一回纏めた説明する

羽目になるんだよ。


「神楽坂、もうこんな時間な上お前等不法侵入だし、な
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