第77話 反撃の狼煙!集え、スーパーロボット軍団
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事はまず有り得ない。なので今はひたすら攻撃に耐えれば良い。
そう思っていた矢先であった。再度山の一角が開かれる。其処から現れたのは無数の戦闘獣の群れであった。
一体あの地下施設の中にどうやってこれ程の戦闘獣を隠しておけたのか?
そう疑問に思える程の数の戦闘獣が姿を現してきたのだ。その戦闘獣軍団から夥しい限りの攻撃が降り注いだ。
対空ミサイルの類とはまた違った攻撃が襲い掛かってきた。その威力もまた桁違いな物となっている。
幾ら装甲を超合金ニューZで身を固めたとは言え、戦闘獣の攻撃をまともに受け続けていては流石に不味い。
「くそっ、こいつら……ビートルやウルトラホーク諸とも俺を落とすつもりだな!」
戦闘獣の攻撃は敵味方関係なく襲い掛かってきた。夥しい量のミサイルやビーム、更には溶解液や弾丸などが雨霰の如く飛んできた。
「この野郎!」
お返しと言うかの様にZの両目から光子力ビームが放たれた。黄色の閃光が放たれ、前方に居た戦闘獣を纏めて数体貫いていく。
胴体を貫通された戦闘獣達が上空で爆発し、残骸となって地面へと散らばっていく。
しかし、その後も仕切りに敵戦闘獣は続々と本部内から押し寄せて来る。
更に本部からの対空砲火やビートル、ウルトラホークの攻撃が降り注いでくる。戦闘獣だけに集中出来ればやり易いのだが、どうにも分が悪すぎる。
「皆、急いでくれ! このままだと流石にヤバイぜぇ、こりゃぁ」
甲児は愚痴った。自ら買って出た役割とは言え、流石に余り長い時間足止めするのにも限界がありそうだ。
せめて本部の機能を取り戻せれば心強いのだが。
***
ミケーネ兵士の言った通りであった。地下牢獄内には警備隊員の殆どが閉じ込められていた。幸い早川が鍵空けを行ってくれたお陰で扉を開けるのにはさほど苦労はしなかったのだが。
「けど、本当に早川さんって何でも出来るんですね。何か出来ない事ってないんですか?」
「さぁてな、俺は何をやらせても日本一だからな。逆にそう言うのを探す方が難しいな」
なのはの問いに含み笑いを浮かべつつ自慢げに返す早川。何でも出来るが故の悩みと言うべきだろうか。
とにかく、彼が居れば大体の事は出来てしまうと言う。いんちき並な人間だと言えた。
「それにしても、ムラマツさん達まで捕まってたなんて」
「すまない。奴等突然襲いかかってきた物でね。迎撃する間も無くこのざまだよ」
苦笑いを浮かべながらもムラマツキャップは言葉を発した。やはりヤプールの異次元跳躍能力は恐ろしいものがある。
空間を裂いて突然の奇襲戦法。こんな事を常套手段とされれば忽ち防衛戦力の大半がやられてしまう。
その証拠にウルトラ警備隊本部を僅か数人で制圧されてしまったのだから。
「
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