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スーパーヒーロー戦記
第77話 反撃の狼煙!集え、スーパーロボット軍団
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分達は味方の筈。それが一体何故攻撃を受けるのだろうか?
「おい、攻撃止めろ! こちらマジンガーZ! 兜甲児だ! 応答してくれ!」
 必死に呼び掛けるが一向に反応がない。それどころか、砲撃が更に激しくなっていく。
「おい、誰か居ないのか? いるんだったら応答してくれ! 今すぐ攻撃を止めてくれ!」
 幾ら呼び掛けても聞こえて来るのは雑音のみだった。何度も通信を送ったが、結果は同じだった。
 くそ、一体どうなってるんだ?
 疑念と苛立ちに甲児は奥歯を噛み締めていた。そんな時、雑音が止み、通信がクリアになった。
 かと思うと、其処に映ったのは全く予想しない存在であった。
【ふふふ、ご苦労な事だな。兜甲児、そしてマジンガーZ】
「だ、誰だてめぇ?」
 其処に居たのは岩の様な肌を持ち、古代ギリシャの戦士を思わせる井出達をした無骨な男だった。
 その男が嫌味そうな笑みを浮かべてこちらを見ているのだから甲児自信良い思いなどしない。
【俺はミケーネ帝国のゴーゴン大公よ。このウルトラ警備隊本部は既に我等侵略同盟の支配下に落ちた。此処に貴様等の味方など居らんわ!】
「な、何だと!?」
 まさか、そんなまさか!?
 此処に来て一番予想したくない事態に甲児達は直面してしまった。ウルトラ警備隊本部が侵略同盟の支配下に落ちてしまったと言うのだ。
 となれば、この砲撃を行っているのは、もしかしたら本部のメンバーなのでは?
 となれば下手に攻撃など出来ない。彼等は大事な仲間なのだ。その仲間を手に掛ける事など甲児には出来なかった。
【それだけではつまらないだろう? これは俺からのサービスだ。受け取るが良い】
 再度不適な笑みを浮かべる。それとほぼ同時に、山頂の一角が横にスライドし、巨大なカタパルトが見え出した。其処から現れたのもやはり想像したくなかった産物達であった。
「あれは、ジェットビートルに、ウルトラホーク!」
 そう、其処から現れたのは科学特捜隊のジェットビートル。そして、ウルトラホーク1号であった。
 どちらも甲児達にとって大事な仲間でもある。半年前の戦いで彼等との共闘の記憶は今でも脳裏に焼きついている。
 そんな彼等が今度は敵として目の前に現れたのだ。
「甲児、すまねぇ!」
「御免よ、甲児君」
「その声、まさか、アラシさんにイデさんか?」
 ジェットビートルから聞こえてきたのは科学特捜隊のアラシ隊員とイデ隊員の二人であった。
 となれば、今ウルトラホークに乗っているのと言えば―――
「すまない、マジンガーZ」
「今、俺達はこうするしかないんだ!」
「やっぱり、フルハシさんにソガさん。くそっ、一体どうなってやがるんだ!」
 何にせよ、このままでは良い的だ。それに、まともに反撃など出来ないと来た以上、これ以上ここにとどまる
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