第77話 反撃の狼煙!集え、スーパーロボット軍団
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敵じゃないですか」
「俺は漫才師じゃねぇっての! ほれ、さっさと行くぞ。もたもたしてると置いてくからな」
不機嫌さをそのままに甲児は医務室を出て行く。その後になのはも続いた。自分が何者なのか? あの力が何なのか? それを考えるのは後にしよう。
今、自分達がすべき事は、ばらけた戦力を纏め上げて侵略同盟を叩き潰す事が最重要なのだから。
***
道中は特に何事もなく事が運んだ。あの後、マジンガーZの整備が無事に終了し、ゲッターチームに分かれをつげ、甲児となのははZで新早乙女研究所を後にした。
その後は一直線にウルトラ警備隊本部へと向ったのだ。
此処とのコンタクトが取れれば大体の戦力は揃う。その後はアミーゴへ帰還して現状を報告すれば良いだけの事だ。
「皆、大丈夫かなぁ?」
「心配か?」
心配じゃない。と、言えば嘘に聞こえるだろう。事実、甲児も別行動中の仲間達の事が気になってはいるのだから。
フェイトやはやては勿論、シグナムや光太郎、それにハヤタ、ダン、郷、そしてレオとアストラの兄弟。徐々にだが戦力は揃いつつある。
そして、人類の反撃の日はもう真近にまで迫っているのだ。
「見えたぞ」
甲児となのはの目の前には自然の山々と綺麗な湖畔が見えた。一見何もないように見えるが、実際これは巧妙なカモフラージュなのだ。
ウルトラ警備隊の本部はこの自然の山々の遥か下に建造されている巨大な地下施設なのだ。
この巨大施設こそが、今回の旅の最終目的地でもあった。
「良かった、どうやら襲撃された跡はないな」
外観を見る限り襲撃を受けた跡は見受けられない。これならば皆無事なのだろう。
だが、同時に不穏な静けさを感じられた。
おかしい、これはおかしいぞ?
もし、本部が機能しているのならこれだけZが接近している事なのだから何かしらコンタクトがあってもおかしくはない筈。それが何の音沙汰もないと言うのは逆に不気味ささえ感じられた。
「通信とかはないんですか?」
「あぁ、ない。一体どうなってんだ?」
試しに甲児は本部とのコンタクトを取ろうとした、だが、通信を幾ら送っても何も返って来ない。雑音しか聞こえないのだ。
通信を切ってるにしたってこれは明らかに何かあるとしか考えられない。
疑問に悩んでいた正にその時、突如山の一角が下がった。あちこちの場所から現れた物。それは対空防衛用の砲台であった。
その光景にギョッとなる二人。その直後、砲台から白煙が吹き上がった。夥しい量の白煙、そして轟音と衝撃。
それら全ての衝撃が全てZ目掛けて飛んできたのだ。
な、なんだなんだ!?
甲児もなのはも、現状を飲み込めず半ばパニックを起こしていた。何故いきなり攻撃されるのか? そもそも自
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