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スーパーヒーロー戦記
第77話 反撃の狼煙!集え、スーパーロボット軍団
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ガー、ゲッターロボG、グレンダイザー。
 地上最強のロボと軍団が今正にミケロスを仕留めんと息巻いている光景が其処にはあった。
「わざわざ俺達の前に出て来たんだ。覚悟は出来るだろうな!」
「ふっ、出来てなかったらご愁傷様って所だな」
「念仏を唱える時間など与えん! この場で地獄へ落ちろ!」
 一斉に四方からの攻撃が開始された。
 ブレストファイヤーが!
 サンダーブレークが!
 ゲッタービームが!
 スペースサンダーが!
 一斉にミケロス目掛けて放たれたのだ。その四方からの攻撃をかわす事など出来る筈もなく、それらを一身に受けてしまう。
 巨大な万能要塞が紅蓮の炎に包まれて大地に落下し、残骸と帰するのにそれほど時間は掛からなかった。
 地面に落ち、炎を撒き散らすその様は、さながら人類の反撃の一旦が成功を告げる狼煙を現しているかの様に燃え上がっていたのであった。




     ***




 スーパーロボット達の集結と同時に無事に警備隊の本部を奪還する事に成功できた。これにより強力な後ろ盾を手に入れた上に無事に戦力を増強出来るに至ったのだ。
 これにて甲児となのはの苦労は実った。
 と、言えるのだろう。
「やれやれ、とんだ苦労の連続だったけど、どうにか無事に事が済ませられたな」
「うん! 後は皆に連絡を入れるだけだよね」
 流石にあれだけの大所帯を何時までもアミーゴに入れてると言うのは返って目立つ危険性がある。
 それに、一市民に化けてると言うのにも限界がある。様々な面を考慮してみてもウルトラ警備隊を拠点にした方が何かと動き易いのは明白な事でもあった。
 ふと、そんな話をしていた際に、なのはは少しだけ心配な気持ちになった。
 甲児と二人で各地を回る事となったのは良かったが、その間、他の仲間達は今頃どうしているのだろうか?
 それが少しだけ気掛かりにはなっている。
(皆、大丈夫かなぁ?)
 少しの不安がなのはの中に残る。この不安が取り越し苦労であれば良いと、幼いながらもそう思うなのはなのであった。




     つづく
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