第77話 反撃の狼煙!集え、スーパーロボット軍団
[11/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は外で戦っている者達に通信を送って欲しい。残りの者達は本部の機能回復だ!」
的確な指示に皆が頷く。人質は無事に皆救い出す事が出来た。後は本部を取り戻すだけだ。
そして、早川達三人がすべき事は後一つ。それは此処を占拠したであろう不法侵入者を追い出す事だ。そして、その役目は彼等が担う事となった。
「急ぎましょう。外の振動が強まってます」
「時間が余りないようだな。それじゃさっさと行くぞ」
クロノの言う通りだった。さっきから外の振動が強まっている。恐らく激しい戦闘が行われているのだろう。
急がなければどんどんこちらが不利になってしまうのは目に見えている。
これが最初で最後のチャンスだ。このチャンスを逃してしまった場合、もうチャンスは訪れないだろう。
***
外では大量の戦闘獣を相手にマジンガーZが苦戦を強いられていた。
如何にパワーアップを遂げたマジンガーだと言えども、人質を取られているも同然の状態ではその真価を発揮する事が出来ない。それに加えて、警備隊本部からの対空砲火や、周囲を飛び回っているジェットビートルやウルトラホークからの攻撃までもがあり自由に戦う事が出来ずに居る。
「まだか? まだなのかよ皆!」
甲児が愚痴りだす。これ以上は流石に厳しくなってきた。装甲を超合金ニューZに変えたお陰で破壊される心配は今の所ないがどの道このままでは状況は好転しそうにない。それに、仲間達が侵入している事を敵に悟られる訳にはいかず、その為に通信を送る事も出来ない。
少しずつ戦闘獣を撃破してはいるが、その度に別の戦闘獣が出撃してきて戦列に加わってくる。まるでいたちごっこであった。
出てくる度にマジンガーの武装で戦闘獣を破壊していく。その度にまた別の戦闘獣が姿を現し戦闘を継続していく。
「くそぉ、このままじゃ直にこっちのエネルギーが尽きちまう。それに、幾ら超合金ニューZになったからって限界が来たらかなりやべぇぞ!」
不安が甲児の脳裏に過ぎり出す。だが、一度自分の口から言った以上途中で引っ込めるつもりは毛頭ない。
こうなれば行けるだけ行くだけである。覚悟を胸に抱き、目の前に居る無数の戦闘獣達に目をやる。
正にそんな時であった。
突如高速で飛行する何かが目の前に居た戦闘獣達を切り刻んで行ったのだ。
それは高速で回転する何かであった。
縦横無尽に空を飛び回り、それに当たった戦闘獣達は分断され、爆発した後残骸となって散らばっていく。
その光景に甲児は勿論、ビートルを操縦していたアラシやイデ、それにウルトラホークを操縦していたフルハシやソガ達も驚かされた。
やがて、その回転する物体が何なのか理解出来た。
それは巨大な斧だった。両刃の巨大な斧が回転しながら獲物を次々と
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ