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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第九十七話】
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事だよ、問題ばかり増えて……!
「一夏ぁっ!!!」
なんと、登場したのは二組代表凰鈴音。
その表情は誰がみても怒っていて、怒髪点にきているようだった。
「死ね!!!」
「ちょ!?一夏の前の席の俺も巻き添えかよッ!?」
俺の言葉も聞かず、既に纏っていたISの衝撃砲の砲口が開かれ、フルパワーで開放されようとしていた。
「ば、バカ!ISの私的利用はダメだって書いてるだろ!?鈴音!?」
「時と場合によるわよッ!」
聞く耳もたず、フルチャージを終えた衝撃砲が火を吹くと激しい爆音が鳴り響き、教室全体がその衝撃に揺れた――。
「ふーっ、ふーっ、ふーっ!」
怒りが頂点に達したあまり、肩で息をしている鈴音。
まるで威嚇する猫のような感じがするのは気のせいではないだろう。
――というより、何故か俺も一夏も無事なのが気になる……やはり親父いわく俺が不死身説は本当だったようだ――。
「………ヒルト、大丈夫か?」
「……ラウラ…」
……どうやら俺の不死身説ではなく、合間に入ったラウラのおかげで助かった様だ。
その身体に纏っているのはラウラ専用のIS『シュヴァルツェア・レーゲン』だった。
鈴音の衝撃砲を、AICで相殺し、俺も一夏もミンチにならずにすんだようだ。
よく見ると、肩にあった大型レールカノンが無くなっていた――と、一夏が。
「助かったぜラウラ、サンキュ」
「……別に貴様を助けた訳ではない、勘違いするな」
そんな素っ気ない態度をとるラウラに、一夏はただただ苦笑するしかなかった。
「まあまあラウラ、まだ蟠りがあるかもしれないが…何にしても助かったよラウラ。怪我は無いのか?大丈夫か?」
そう言うと、ラウラが俺の方へと振り向く、心なしかその頬は赤く上気しているようにも見えた。
「う、うむ。怪我は見ての通りどこにも無い。ISもコアが辛うじて無事だったからな。予備パーツで組み直した」
「成る程、だがISよりもお前に怪我が無いことが一番だよ。【友達】としては気になる所だったからな」
そう言い、ラウラを見ると何故か複雑な表情をしていたのが気になった――そして、ラウラが口を開く。
「……ヒルト、すまない。……私はお前とは友達にはなれない…」
「な、なんだと!?」
衝撃の発言、まさかの友達ごめんなさいで軽くショックを受けている自分が居た。
――だが、ラウラがそう言うには俺が何かしらラウラにとって悪いことをしたのかもしれない、今謝れば大丈夫かもしれない。
「な、何か俺が気にさわる事でも言ったか?――あ、試合で言ったことか?た、確かに色
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