第四幕その一
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ベッドの上に置かれていた。既に。
「ところで」
「はい。何でしょうか」
「戸を叩いているのね。誰なの?」
「風です」
デズデモーナにはそれもわかっていなかったのだ。
「ただの風です」
「そう、風なの」
「さようなら、エミーリア」
静かな声で述べた。
「さようなら」
「・・・・・・はい」
エミーリアはデズデモーナに一礼してその場を後にした。デズデモーナは一人になった。彼女は椅子から降りて祈祷台の前に跪いた。そのうえで祈るのだった。
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