1 悪徳商法、俺は悪徳商法を見たbyエギル
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たためすぐに理解する。だが食後すぐというのは少しばかり面倒だった。
「店に戻ってからでもいいんじゃないか。もうちょっと幸せに浸らせてくれよ」
「いーえ、だめです。開いて下さい。今じゃないと困ります」
「たく」
仕方なくトレード欄を開く。シラの提示してきたアイテムは一種類、一つ。食材アイテムのようだ。
何気なく品名を確認する。
「…………」
「はあ!?」
「な、何!」
「どうした!」
痴話喧嘩を繰り広げていた二人がビクリと肩を震わせ、エギルの方を振り返る。
「シラおまえ!」
「どうしたの?」
「……これを見ろ」
顎でトレード品を指す。キリトとアスナがおずおずとそれを後ろから覗きこむ形になる。
「嘘……」
「あり得ない」
「「ラグーラビットの肉!?」」
「ラグーラビットの肉が一日に二つ手に入るなんて、本当に奇跡ですよね」
先程のアスナの言葉をそのまま使い、魔術師は機嫌良さげに笑った。
――――――――――――
オマケ
「500kでどうだ」
「エギルさん、あなたの欲はそんなものですか。分かりましたなら他の店に――」
「ま、待て!分かった600k出す」
「先に他の店にも見せてきたんですが800k出してもらったんですが。エギルさんならもっと値をつけてくれるかと……」
「ぐぐぐ、801だ」
「ふむ」
「805」
「820」
「810」
「……まあそんなところですか」
「よし!」
「ところで」
「ん?」
「二割付けてくれるんでしたよね?」
「どちくしょう!」
「鬼だな」←キリト
「商人の方がいいんじゃない?」←アスナ
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