暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
無印〜A's 空白期
22話:男子小学生と文学少女
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を考えていると、ふとある事に気づいた。
「門寺君の雰囲気って……どこかあの人に似てる、かな?」
『あの人』。あのとき、私を怪物から電撃から守ってくれた、あのヴァンパイヤのような姿と、マゼンダ色の姿をした姿のあの人。名前は―――『ディケイド』。
あの人の正体って、もしかしたら……
「いやいや、ないない」
そこまで考えて、私は自分の考えを否定した。ただ雰囲気が似てるだけだからって、そんなことを考えてしまうなんて……だいたい、あの人は大人だったんだから、同年代の子がなれるわけがない。
まぁ……なんにしても。
「楽しい一日やったな…」
雨上がりの少し暗い雲を見上げながら、私は小さく笑った。
その後、高町家では
「なんでこんなに遅くなったのかな?士君」
「ちょ、待てなのは!友人の家との距離が長かったんだ!戻ってくるのに時間がかかってたんだ!」
「O☆HA☆NA☆SHI…する?」
「待てって!頼むからまっ―――のあぁあぁぁあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
一夜限りの地獄絵図が繰り広げられていた。
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