暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0310話
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君。取りあえず食べてみようよ。えっと、この子に半熟卵とハムとチーズのクレープ。私はゴーヤクレープね」
「お、ゴーヤクレープかい。苦いけど大丈夫かい?」
「あ、あたしもゴーヤクレープで」
「あいよ。ゴーヤクレープ2つに半熟卵以下略1つだね」

 以下略って、客商売がそれでいいのか? そうも思ったが、柿崎達が特に気にしている様子も無いし特に問題無いんだろう。

「はいよ」

 それから数分。朝食前に掠ってきたという事で、俺のクレープの料金は柿崎達に奢ってもらった。柿崎と椎名はゴーヤクレープ。釘宮はベリースペシャルとかいうのだ。……何気に釘宮が一番気合の入ってるクレープを選択しているような。

「うわっ、ホントに苦っ!?」

 柿崎がゴーヤクレープを一口食べて思わず叫ぶ。やはりゴーヤクレープは苦いらしい。と言うか、以前お前は俺にそれを勧めてきたんだけどな。

「アクセル君、口直しに一口いい? 私のゴーヤクレープも一口食べさせて上げるから、ほら、綺麗なお姉さんとの間接キスだよ?」
「あー、はいはい。ほら」

 さすがに間接キス程度で頬を赤くする程にウブでもないので食べかけのクレープを柿崎の方へと差し出す。
 ちなみに俺の食べてるクレープは普通に軽食として食べれるし、それなりに美味い。まぁ、ファーストフードなんだから余程の失敗でもしない限りは不味くならないだろう。

「あーん。……ん、結構美味しいね。でも、ちょっとボリュームありすぎじゃない?」
「ちょっと、美砂。はしたないわよ」
「あれ、円ってば美砂に嫉妬してる?」
「してないわよ。ただ、ちょっとはしたないと思っただけで」
「そう? これくらい普通でしょ。私と円だってよくやってるじゃない」

 柿崎のその台詞に、釘宮が微妙に頬を赤くしながら抗議する。

「私と美砂は女同士。アクセル君は男の子でしょ!」
「あれあれー? やっぱり円はアクセル君を男の子として意識してるのかなー?」
「ちょっ、違っ」

 そんな風なやり取りをしながらも、俺達はクレープを食べながら色々な店を覗いていく。釘宮が自由行動で着る服を選んだり、椎名が道端で売ってるアクセサリーを衝動買いしてみたり、柿崎がスケスケのネグリジェを試着しようとして釘宮に突っ込みを入れられたりと、騒がしいながらも色々と楽しく買い物をしていた。
 俺の荷物に関しては、基本的な旅行用品は以前の千鶴との買い物で多少買っただけだが、空間倉庫の中には色々と雑貨も入っているので特に困っていない。なので俺の役目はもっぱら3人がどっちが似合うとかそういうのに答えているだけだった。
 そして、その声が聞こえてきたのは丁度買い物も一段落して、そろそろ昼食にしようかという頃合い。

「あれ、アクセル君?」

 その声は、
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