暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Dそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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てシャルちゃんとユーノ君がテスタメントちゃんを止めるため。けどそれがまずかった。魔法の発動が遅れて、ジュエルシードは封印される前に何かしらの願いを叶えちゃった。
「その結果が・・・あの大きなタコ・・・」
≪Divine Buster≫
暴れ回るタコの足に砲撃を撃ち込む。大きく反り返って動きを止めたところに、「斬ッ!」シャルちゃんがベルカ魔法陣から飛び降りて“キルシュブリューテ”で切断。すぐさま足下に別の魔法陣を展開、「あーらよっと♪」足場として降り立った。
「シャルちゃん!」
そんなシャルちゃんに向かう別の足が2本。1本は槍のように、1本は鞭のように。シャルちゃんは慌てることなく「カートリッジロード」“キルシュブリューテ”のカートリッジをロード。刀身に燈る真紅の魔力。「光牙・・・!」目の前に迫り来ていた足に向かって“キルシュブリューテ”を薙ぎ払おうと振りかぶった瞬間。
「「あ」」
≪げっせんじ〜〜〜ん♪≫
シャルちゃんの攻撃が届くより早く真上からテスタメントちゃんが落ちて来て、タコの足を十字架(第四聖典って名前みたい)で薙ぎ払った。そしてその直後、シャルちゃんの一撃がテスタメントちゃんを襲撃。運が悪かった、としか言いようがない。ちなみにもう片方の足は、アリサちゃんが“フレイムアイズ”で斬って、すぐにすずかちゃんの砲撃で凍結して処理された。
「あ痛ぁぁぁぁぁぁっ!?」
シャルちゃんの一撃を受けて弾き飛ばされたテスタメントちゃん。その先には別の足が在って、テスタメントちゃんをバチンと叩いた。テスタメントちゃんは錐揉みしながら空を舞い、タコの顔の前に。で、タコが吐いた墨の直撃を受けて海に落ちた。この時間。わずか2秒弱。あまりの惨劇に私たちは呆けることしか出来なかった・・・。
「みんな気を付けて!」
――バインドバレット――
すずかちゃんの大声にハッと我に返る。すずかちゃんの4発の魔力弾が、私に向かって伸ばされようとしてた足に着弾すると、魔力弾はバインドとなって足を拘束。すぐさま私と同じように動き出したシャルちゃんが“キルシュブリューテ”で一刀両断。
「ていうかテスタメントは無事なのかしら・・・?」
「ねえ。あれってわたしの所為かな・・・?」
「ただ、運が悪かったとしか言いようがない、かも・・・?」
「助けた方が良いよねやっぱり・・・?」
なかなか海から出てこないテスタメントちゃんをみんなで心配する。離れたところに居るフェイトちゃんとアルフさんをチラッと見ると、2人は意に介さず残りの足を魔法で倒していた。フェイトちゃん達はテスタメントちゃんのことを心配していないのかな・・・? それとも「心配する必要もないほど信じてる・・・?」だったら、羨ましい反面悔しいかも。
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