暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Dそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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フェイト。触腕を横一線に斬り裂いていく。間髪入れずに私は「第四聖典!」を具現させ、横棒の先端に炎を付加。そしてハンマーの如く「破ッ!」と、魔力刃が裂いた部分に第四聖典を打ち下ろした。着弾点より傷口に沿って炎が走り、タコの触腕を焼く。タコは炎を消すためにその触腕を海の中へ沈めた。
「うっ。すごい美味しそうな匂いが・・・!」
「くんくん。これはお腹が空くね」
アリサとすずかが周囲に漂う焼きダコの香りに鼻をひくつかせる。そういう私も「これは堪らないな〜」今すぐにでもタコを食べたい衝動に駆られる。こんな腹の空くような香りの中で戦闘など、緊張感が薄らいでしまうな。そんな中、焼かれ、美味そうな香りを漂わせるタコは完全に私たちを敵と見なしたようで、私を叩き潰そうと2本の触腕を振るってきた。
「ディバイン・・・バスタァァーーーーッ!」
「バスター・・・ラァァーーッシュ!」
左右から迫って来ていた2本の触腕を撃ったのは、桜色と藤紫色の砲撃2本。攻撃を受けた触腕は大きくしなり、片方は着弾点より凍結され、共にチェックマークのような形のまま着水。空を見上げると、“レイジングハート”の先端をこちらへ向けたなのはと、前面にミッド魔法陣を展開したすずかの姿が在った。バスターラッシュ。スクライア姉妹の砲撃魔法。凍結効果と言うことはセレネバージョンの方だ。
「ありがとう、2人とも」
何故すずかが扱えるのかは判らないが、使えるようになったという事実には警戒しておいた方が良いな。とりあえず礼を言い、海面から槍のように突き出してきた別の触腕を避け、炎を纏わせた第四聖典で打ち払う。着弾地点が爆発し燃え、また良い香りが漂ってきた。
「ちょっとテスタメント! あんたが攻撃すると、余計にお腹が空くじゃない!」
「だったら私とあなた――アリサ・バニングスは戦闘に参加せずに観戦する?」
アリサの元へと飛び、彼女が展開している魔法陣、フローターフィールドへと降り立つ。炎熱変換資質持ちのアリサ。彼女は“フレイムアイズ”と私を交互に見、「むぅ」と唸った。その最中にもなのは達が暴れ狂うタコの触腕を相手に魔法を撃ち放っている。
「べ、別に問題ないわよ。だって――」
「変換しなければいいんだから、でしょ」
「そ、そういうこと!」
アリサが魔法陣より飛び降り、私も続いて飛び降りた。
†††Sideルシリオン⇒なのは†††
31個あるジュエルシードの最後の3つが、フェイトちゃんの魔法によって同時に発動。それを見た私たちは、クロノ君の指示で先に封印するために現場に転移した。テスタメントちゃんがとんでもない魔法で同時封印しようとしていたところに私たちが介入。
私はフェイトちゃんを、アリサちゃんとすずかちゃんはアルフさんを、そし
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