暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Dそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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・・・」もう驚くことしか出来ない。

「ベルカ騎士ってこんなふざけた真似が出来るもんなのかい!?」

「イリスだけが特別なんだよ。最年少で執務官補となり、最年少でAAA+ランクとなり、最年少で陸戦のエースの称号を貰った、数ある最年少記録の保持者。僕の自慢の部下だ!」

テスタメントちゃんに集中砲火してるクロノ君が自慢げに言う。

「褒めても何も出ないよクロノ!」

――ブレイズキャノン――

――炎牙崩爆刃――

標的をテスタメントちゃんからアルフさんへ変えたシャルちゃんとクロノ君。クロノ君の砲撃を避けた先の場所にシャルちゃんの炎の斬撃が飛んできて・・・

「しま・・・っ!」

いきなり標的が変わっちゃった所為でアルフさんは対処しきれず直撃を受けた。爆発が起きて黒煙に呑まれたアルフさん。それを見て「アルフ!」フェイトちゃんが叫ぶ。黒煙の真下から落下を始めるアルフさんは意識が無いみたいで動かない。アルフさんを助けるためにフェイトちゃんが攻撃を止めて向かおうとした。けどそれが隙になっちゃった。

「これで撃墜2人目!」

――光牙閃衝刃――

離れているにも拘らず突きを繰り出したシャルちゃん。でも“キルシュブリューテ”の刀身から光の槍が放たれて、それは高速でフェイトちゃんを襲った。ギリギリで避けることが出来たけど、クロノ君のバインドがフェイトちゃんを捕えた。
アルフさんもバインドで落下が止まったけど、捕まったことには変わりない。シャルちゃんがすぐさまテスタメントちゃんの確保に動くけど、「10秒もあれば辿り着ける」テスタメントちゃんはすでにジュエルシードのすぐ側。

「最後の3つも私が・・・ううん。私たちが頂く」

ジュエルシードに伸ばされるテスタメントちゃんの手。負けた。そう思った時、「っ!?」背筋が凍るほどの嫌な感じが私を襲った。空から届くゴロゴロっていう雷の音。空を見上げてみると、そこには真っ黒な穴が開いてた。

「なんだこの強大な魔力は・・・!?」

「この魔法・・・。母さん・・・!」

小さいながらもフェイトちゃんの声がハッキリと聞こえた。どこか怯えたような・・・母さん、っていう言葉が。

――サンダーレイジO.D.J――

その直後、その黒い穴からとんでもない魔力を含んだ雷が落ちてきた。




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