暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Dそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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絶対に在る・・・はず。でないと単独でこんな辺境世界に訪れることが出来、なおかつジュエルシードの在処を短期間で把握できるなんて無理だもん。

「脅威対策室が動くだけの確証が無いから、現状は僕たちで何とかするしかない・・・」

脅威対策室。大規模テロや小規模戦乱の鎮圧などを担当する本局の部署の1つだ。その部署の名の下に編成された部隊は、事案の脅威度によってピンキリだけど、脅威度最大である場合はその戦力は正しく管理局最強。彼らが動けば何とかなるとは思うんだけど。テスタメント部隊、レーゼフェアやシュヴァリエルの実態も判らない以上は夢のまた夢。

「もしテスタメント部隊やレーゼフェア達が出て来た場合、なんとしても僕と君で迎え撃つぞ」

「うん。民間協力者のなのは達にそこまでは頼めないし、これ以上危険な目に遭わせたくもないもん」

絶対にあの子たちを守り切って見せる。意気込んでたその時、ブリッジに警報が鳴り響いた。

「エイミィ!」

「はい! 海鳴市にて魔力反応を探知! メインモニターに表示します!」

リンディ艦長に応じたエイミィがキーボードを操作してメインモニターに海鳴市のマップを表示。フェイトとアルフ、テスタメントの魔力を表す光点がマップの片隅に表示された。それとは別にジュエルシードの魔力の光点が現れて、すぐに消滅した。それが示す意味は「また回収されちゃったみたいです」ジュエルシードがフェイト達に回収されたってこと。

「残り3つか・・・。一応、このままジュエルシードを探すが、見つけた頃にはもう連中に回収されるのがオチだろう」

悔しそうに唸っているクロノに「だね」って同意を示す。もう回収戦のスピードで勝てるとは思えない。

「・・・エイミィ。フェイトさん達を追える?」

「・・・・・・ダメです艦長。強力なジャミングが効いてる所為で追跡できません」

「テスタメントの魔法だろうな。連中の追跡はもう諦めた方が良いと思う。エイミィ。ジュエルシードの探索範囲を広げてくれ。念のために海の方まで」

クロノがエイミィにそう指示を出したあと、「テスタロッサ、か」って呟いた。

「テスタロッサってあれだよね? かつての大魔導師・・・プレシア女史と同じファミリーネーム」

テスタロッサってファミリーネームには心当たりがあったからちょこっと調べてみた。初めて聞いた時、すぐにプレシア・テスタロッサ女史の名前と当時の事故が脳裏に過ぎったから。やっぱり歴史の勉強はしておくべきだね。こういう時に意外な形で役に立つ。

「ああ。プレシア・テスタロッサ。26年ほど前、ミッドの中央都市で次元航行エネルギーの駆動炉の実験で次元干渉事故を起こし、追放された女性だ」

「そうなんだ・・・。じゃあフェイトちゃんってその人の関係者な
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