第28話『アリシアのデバイス…後編』
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〜ツバサ〜
「それじゃー次は射撃魔法をやってみようか」
ボクがそう言うと
「えーと……私の杖ってハリセンのまま?」
アリシアが心配そうに聞いて来たので
「いや大丈夫だよ。アテネにはちゃんと杖形態もあるから
んでアテネは今の特殊能力を除けば射撃魔法とバインド系の魔法に特化してるから
次からがアテネの本領発揮ポイントだから頑張ってみよう
んじゃアテネは杖形態に変わっといてね」
『わかった……』
アテネは返事をすると軽く光ったあと
持ち手が服と同じように白ベースで緑色の模様があり
先の方に黄色い宝石…アテネのコアが付いていて
コアを囲むように6つ西洋槍の刃先のような物が等間隔に付いていた
「よかった……ちゃんと杖の形態あったんだ
よしっじゃーアテネ!! フォトンランサー!!」
アリシアはアテネに杖形態があった事に安堵し
フェイトがよく使う魔法であるフォトンランサーを使おうとした
アリシアはフェイトと同じで雷(電気)への変換資質があるので
フェイトと同様に魔法に雷属性が付与されるだろう
『フォトンランサー展開……』
アリシアのデバイスであるアテネはそれを了承し
アリシアの周囲に100以上もの魔力スフィアが展開した
「え…? なにこれ…?」
アリシアは自分で魔法を発動したのだが
細かい所はアテネがやっていた為
フォトンランサーのスフィアの数に驚いていた
「展開力が私の数倍はある……」
フェイトは初めて魔法を使うアリシアが
自分と同じ魔法なのに自分よりも格段に展開力が高い魔法を見て
驚くと共に少し落ち込んでいた
プレシアとアルフは唖然とその光景を見るだけだった
「それじゃ発射してみようか」
「う、うん…えーと…ファイアー」
アリシアが展開したスフィアい攻撃の指令を出し
『ファイア……』
アテネが処理して実行すると
100以上あるスフィアから雷の槍を各3発放ち空を黄色に染めた
「うん。まぁまぁだね
もう少し威力を上げれるように調整した方がいいかな?」
『展開力の上昇希望……』
「ん〜でも今のアリシアじゃこれ以上展開したら
一瞬で魔力が切れて倒れちゃうんじゃないかな?」
『訓練する……』
「それなら大丈夫かな?
じゃー威力と展開力に改善の余地あり…っと」
ボクは今の魔法を見て
威力が大体フェイトのと同じぐらいだったので
もう少し強い方がいいかなぁと思い口にすると
アテネが今の展開力じゃ満足出来なかったのか
展開力の向上を希望したのだけど
今のアリシアだと瞬間的に放出出来る魔力量は今ので限界に近く
これ以上の展開は厳しいのでは?っと感じたけど
アテネが瞬間的に放出出来る
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