第27話『アリシアのデバイス…前編』
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〜フェイト〜
学校に転入してから3日目の朝
私と姉さんとツバサは昨日と同じようにバスを待っていた
するとツバサが
「デバイス…出来たよ……」
そう言って姉さんに髪飾りを渡した
「これがわたしのデバイス?」
それは銀の髪留めで真ん中に黄色い宝石が付いていた
「名前は…『アテネ』……」
《詳しくは学校終わってからだね》
「うんわかった!! よろしくねアテネ」
『貴方が…マスタ……?』
「うんそうだよ」
『そう……よろしく………』
「うん」
姉さんはそう言ってアテネを頭に付けた
すると急に姉さんが座り込んだので
「姉さんどうしたの!?」
私が聞いてみると
「わかんない…急に体が重くなって……」
姉さんは辛そうにそう言った
「多分…魔力付加……」
するとツバサが小さな声でそう言い
「どういうこと?」
私が聞いてみると
ツバサではなく姉さんのデバイスのアテネが
『訓練……』
コアの部分を点滅させながら言った
その間姉さんは座り込みながら『うぅぅ〜』って唸っていた
するとツバサが
「なのはも…やってる……」
なのはも同じ事をやっていると言ったので
「バルディッシュも同じ事出来る?」
自分の相棒であるバルディッシュに聞いてみると
『Yes sir』
出来るみたいで『よろしく』と言うと
体全体に負荷が掛かった……
「これは…結構キツイけど……」
日常生活をする分には問題ないレベルだ
でも姉さんは隣で座りこんでいた
私は心配気に姉さんを見ていると
《多分アテネの魔力負荷のレベルが高いんだと思うよ》
ツバサが念話でそう言ってきたので
直ぐにツバサの方を見ると
あくびをして眠たそうにしていた……
「アテネ…魔力付加弱めて……」
『私を使うなら……これぐらい出来なきゃ駄目……』
「うぅ〜……」
姉さんは負荷を弱めるようにアテネに言ったけど
アテネは自分を使いこなすには
これぐらいは出来なければ駄目だと
姉さんの頼みを拒否していた
「ツバサ……」
「頑張って……」
姉さんは次にツバサに助けを求めたが
ツバサは小声で応援するだけだった
その後バスがやってきて
私は姉さんに肩を貸しながら
バスの中へと入って行った
それを見たなのは達は驚いていたけど
とりあえず少し体調が悪いと言う事にしておいた
その後、姉さんは机に突っ伏しながらも
なんとか今日の授業を受けきった
そして放課後……
なのはとすずかとアリサは塾があるからと先に帰って
私と姉さんとツバサの3人で帰宅していた
今日は姉さんのデ
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