第五章 StrikerS編
第百二十七話 『出張任務(3) 銭湯開始』
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リシア…」
と、言葉を漏らしていた。
うん、正常な反応ね。
◆◇―――――――――◇◆
Side レン・ブルックランズ
なにやら女湯の方が騒がしいけどなにか起きているのかな…?
そうこうしているとランサーさんとアサシンさんもお風呂に入ってきた。
お二人共その鍛え上げられて引き締まったその肉体をいかんなく表に出している。
なぜかそれを見て何名かの男の人が小声で「うほっ…」とか言っていたけど………なぜか、急に怖気が走った!?
あー、あー! 聞こえなかった。僕は何も聞かなかった。OK!?
そう自分に言い聞かせていた。
それでかぶりを何度か振り、改めて二人にどうやったらそんなに鍛え上げられるのか聞いてみると、
「おう、小童。それならば儂の功夫を伝授してやろうか? セイバーのマスターの教えよりも確実に強くしてやるぞ?」
「あ、アサシン! てめぇ、レンは俺がスピードをエリオと一緒に鍛えてやってんだから横槍してくんじゃねぇよ!」
「呵呵呵! 言いよるな、ランサーよ。小童よ、その弱気な性格改善と防御力をさらに向上させたければ儂を頼れ。いいな…?」
「は、はい!」
「レン! そう簡単に心を揺さぶられるな! もっと芯のある男でいやがれ!」
「えっと…僕はどうすれば…」
と、迷っていると遅れてエリオ君も入ってきて、って!
えぇ!?
なんで一緒にキャロちゃんもいるのー!?
「おう、エリオ。どうした、キャロまで一緒にいるじゃねーか?」
「えっと…それが女の子も十一歳以下なら男湯に入ってきてもいいと教えられたそうで…どうしましょう?」
「ランサーさん、エリオ君を連れってってもいいですか…?」
「はははっ! いいぜ、どんどん連れてけ。おまけに一緒に女湯にでも逆に連れてっちまえよ?」
「ランサーさん!」
「おっと………いいか、エリオ?」
「は、はい!」
ランサーさんは笑みから一転して真剣な表情になりエリオ君の肩に手を置き、
「こんな機会は滅多にないんだぞ? 男ならその機会を有効に使わんでどうするんだ…? ん?」
「どうもしませんよ!」
「そうかい? なら妥協点で子供風呂に行ってこいよ。あそこなら平気だろ」
ランサーさんはえらく楽しそうだ。
アサシンさんも「ふっ…」と笑みをこぼしているし。
「れ、レンさーん…」
「ごめん、エリオ君。僕には前にシホさんから聞いたことだけど世界の意思には逆らえないんだよ…」
「うぅ〜…」
「エリオ君、子供風呂にいこ…?」
「うん、わかったよ。キャロ…」
それでエリオ君はやっと諦めがついたらしくキャロちゃんと手をつなぎながら子供風呂の方へと向かっていった。
なぜか知らないけど「ドナドナ〜」という歌詞が頭に思い浮かん
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