第五章 StrikerS編
第百二十七話 『出張任務(3) 銭湯開始』
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ら…」
その妖艶な笑みを浮かべるライダーの姿にエリオはピキッ!と固まってしまった。
「まだ幼い子供は吸ったことがありませんから楽しみですね…フフフ」
「や、やっぱり僕はレンさん達と一緒に入ります! それでは!!」
それでエリオはさっさと男の脱衣所に入っていってしまった。
そんなエリオの姿に笑いながらついていくレン、ランサー、アサシンの男三人。
それで残念がるキャロとフェイト。
「あー、エリオ逃がしちゃったね」
「ライダー? おふざけが過ぎてるよ?」
「すみません、スズカ。つい本音がポロっと出てしまいました…」
本気だったの、ライダー!?
私はかつての記憶を思いだし一種の恐怖を感じた瞬間だった。
それから気を取り直してみんなで銭湯の中に入っていく私達。
なのはがスバルやティアナ、ランに銭湯での作法などを教えている。
ここでも教官っぷりを見せることでもないと思うけどね。
ヴィータ達も、
「中は結構変わったな…」
「ああ。十年も経っているのだから変わっているものだろう。
温泉の種類も増えていることだしな。
仕事中でもなければ風呂好きの私としては全部のお風呂を制覇していたところだ」
「反応を気にしていれば大丈夫だと思うわよ、シグナム」
「そうもいかないだろう?」
「曲がりなりにも副隊長だしなぁ…」
「私は初めて入りますから結構楽しみなんですよ?」
「あぁ…そういえばフィアットちゃんは入ったことがなかったのね」
「はい。遊びに来ても大抵は高町家でみんなで入っていましたし…。ね? お姉様」
「そうね、フィア」
それで私達は温泉めぐりを開始するのだった。
でも、ここで先ほどお風呂好きを自負していたシグナムが暴走し始めた。
「ではせっかくですから入ったことのない新しいお風呂にしましょうか? 主」
「そうやね。私はどこでもええよ」
「どうせならシグナムが決めろよー」
はやてがそう答え、ヴィータがそう促すがシグナムはお風呂案内図をじっくりと睨み、
「そうか…ではこの寝転び風呂というのに…いや、なんだ? この台風風呂というのは? 想像ができないぞ?」
「ん…?」
「シホ、シグナムの様子がおかしいですよ…?」
「そうね、アルトリア。なんだろう…?」
「この高濃度茶カテキン風呂というのもいいが、大回転ジャグジー風呂というのもいいかもしれない。
この美肌湯というのも主には入ってもらいたいしな…」
ブツブツブツ…と掲示板と睨めっこして次々とお風呂の名前を呟いていくシグナム。
「…お姉様。私達は別れていきましょうか?」
「そうね…。あの様子だと当分はかかりそうだから。アルトリア、ネロ、いきましょう?」
「はい、わかりました」
「うむ、わかったぞ」
「はやて
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