魔法先生ネギま!
0309話
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顔面。そこへ先程と全く同じ威力とタイミングで右の掌打を繰り出す。
それを鉄扇で防ぐまでの流れまでも同じだ。だが、そこからの流れは違った。左手をエヴァの細首へと目掛けて差し出したのだ。
そしてその瞬間、俺は見た。差し出された左手を顔を軽くずらすことで回避したエヴァが手首を軽く摘んだのを。……正確には、俺に見えて理解したのはそこまでだった。何しろ、どこをどうしたのかは分からないが、次の瞬間には再び俺の身体は宙へと浮いていたのだから。
「合気道、か?」
「まぁな。正確には合気鉄扇術という。以前どこぞの爺に教えて貰った技だが、ここ15年程はこの麻帆良に封じられていたからな。暇つぶしには丁度良かった」
……純粋な近接戦闘では勝ち目はない、か。
俺が幾ら身体能力に優れており、インファイトのスキルを持っているといっても、向こうは吸血鬼としての長い時間を修練に当ててきたのだ。純粋に練度そのものが俺とは違う。身体能力自体は魔力を大分取り戻しているとはいえ、俺の方が上だろう。しかし技術の差が圧倒的なのだ。
だが、それなら身体能力でその技術の差を覆してみせる!
「加速」
再び精神コマンドの加速を使い、エヴァへと襲い掛かっていった。
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