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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
Epic8 聖剣…全てを断つ力・ヴァルムンク Bパート
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スホーンが再び閉じた頃には…デスサイズベクターは数歩後ずさりし、スペアのキラーシザースまでも真っ二つになり手からすべり落ちて地面に落下していた。
カラン、カラァ…ン。
「これで…フィナーレです!」
『…その太刀筋、見事なり…あっぱれであった!!』
ザシャアッ…ドガアァァァァァァンッ!!
デスサイズベクターはディザードを賞賛し、後方に倒れた後光の輪が四方に広がり爆発して消滅した。
戦いが終わり変身を解いたエリカは天を仰ぎ見、ふぅ…と深くため息をついた。
するとセシリアが笑顔満面でエリカに走りよるや、そのまま手をつないではしゃぎまくり、館内にいた人々もエリカの活躍にドッと沸いていた。
「エリカちゃん、すごーい!いつの間にあんな魔法を!?」
「えぇ、おばあちゃんからもらったリングのおかげです。本当にこれは、すごい力を秘めてますね!」
「すごいな、あの女子高生は!あんな化け物をやっつけるなんて!!」
「こいつぁびっくりたまげた!」
「すごーい、感動しちゃった!」
その場にいた人々の歓喜の声に、エリカ自身もうれし涙を浮かべセシリアと共に喜び合い、心の中で歴代竜の魔法使い達に感謝していた。
ゴダードさん、そして歴代の竜の魔法使いの皆さん…ありがとうございます。
がしかし、一方でエリカの活躍を良しとしない者もいる…そう、ベルフェゴールこと高品だ。
ほの暗い洞窟内で先程の戦いを水晶玉で見ていた彼は、顔をしかめ遠くを見つめるような目で闇を見つめていた。
「…これは、厄介な事になりましたね。」
ただでさえ竜の魔法使い自体が危険な事この上ない存在なのに、伝説の聖剣ヴァルムンクを手に入れベクターノイドに勝利した…まさに本人からしてみれば、虎に翼が生えたような緊急事態である。
ベクターノイドにも警戒しなければならないと言う時に、これ以上頭痛の種を増やしてはベルフェゴール自身も計画の見直しをせねばならなくなる。
さらにまずい事に、異世界にある封印されたホムンクルスの数が急激に減ってきているのにも、緊急事態に拍車をかけていた。
今まで無数にあったホムンクルス封印体が、見ない間に数を減らし…とうとう二十体程にまで落ち込んでしまったのだ。
原因は多々あるが、おそらく海外にいるゲートから現れたホムンクルスが、その国の魔法使いにより倒された…としか他には考えられない。
(一体どうすべきか…他に手段はあるのか…?)
さんざん悩んだ末、ベルフェゴールは一つの決断を下した。
しかも、今まで立てていた計画を前倒しする形で。
「…かくなる上は、『彼』を使うしかありませんね。」
洞窟内の灯明が闇を照らす中、ベルフェコ
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