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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
Epic8 聖剣…全てを断つ力・ヴァルムンク Bパート
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ードガンがリングの配置された魔法陣を通過していく。
そして、そこから現れたのは…この世の物とは思えない、美しい聖剣であった。
6枚の翼を広げた大天使を思わせる鍔…その中央には手形が配され、全長40cmの柄が真下に伸びる。
さらに黄金に輝く刀身は1mもあり、そこには左右に古代ルーン文字が彫り込まれ、圧倒的な迫力と存在感を演出する。
これが、全てを断つ力…エリカ版ヴァルムンクの全容である。
ディザードは現れたヴァルムンクを手にすると、両手で握りしめデスサイズベクターを一点に定めるや、その場で軽く縦に薙いだ。
スッパアァァァ…ン。
何と、遠距離であるに関わらずデスサイズベクターの手にしていたキラーシザースを一刀両断したではないか!
しかも、デスサイズベクターの肩口に鮮やかな切り口を刻み、地面にひざまつかせる。
『ぐわあぁぁぁぁぁっ!…な、何だ今のは!』
「エリカちゃん、この剣…すごすぎるよ!!」
(思った通りの切れ味ですね…これなら!)
セシリアはヴァルムンクの圧倒的な切れ味におどろき、デスサイズベクターが戦慄を覚えながらもテレキネシスで光の輪を呼び出し、スペアのキラーシザースを手に取りすかさず構えて迎撃すべく走り出す中。
ディザードはヴァルムンクの威力に全くおどろかず軽く深呼吸すると、左手に持ち直し鍔の中央にある手形に右手でタッチし、再度両手で構えなおした。
『ナイスタッチング!…セラフィム・ストライク!!』
と、突然ディザードの頭部にあるクロスホーンがガシャッと音を立てて左右に展開し、大気中にある魔力を吸収し始め…その背後からは魔力の余剰エネルギーが放出され、あたかも天使が翼を広げたかの様な姿を見せていた。
その美しさは格別らしく、セシリアも我を忘れてしまいウットリと見とれてしまう程である。
「きれい…まるでエリカちゃんが天使になったみたい…!」
『なっ、何だと…この姿は、まるで…!えぇーい、あんなコケおどしにだまされるかアァァァァァッ!!』
デスサイズベクターはディザードの姿を見て焦りを感じたのか、さらに加速をつけ懐に飛び込もうとしたが。
それより早くディザードはヴァルムンクを高く掲げ、一気に振り下ろした。
ブゥゥンッ!…ズバアァァァァッ!!
その黄金に輝く刃は、デスサイズベクターを二つに両断し…だが、美術館の壁や中にいる人々には斬り跡はなく、全く被害がおよんでいない。
まさに、悪だけを斬るための神業。
その繰り出した技は、エリカの人々を守る心と意志…何より、歴代の竜の魔法使いの聖なる魂が為せた技なのだろう。
天使の翼が粒子となって霧散し、クロ
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