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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
Epic8 聖剣…全てを断つ力・ヴァルムンク Bパート
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力を少しだけ発動し、次に三大天空要素の魔力を発動させるんだ。…では、やってみてくれ。」
「わかりました、では…。」

エリカは魔力を集中させ、まず火の魔力を右手に具現化し高さ1m程の火柱を生み出した。
続いて左手で水の魔力…直径1mの氷塊を生み出し、さらに右手から風の魔力…高さにして1mの竜巻を起こした後、左手で地の魔力…重力を操り直径1mの水晶を掘り起こした。

「では、次いきます。」
「あぁ、構わずやってくれ。ただし、ここから難易度は一気に跳ね上がるから、気をつけて。」

ゴダードの後押しを受け、引き続きエリカは魔力を集中し魔力をつむいでいく。
まず右手からきらめく星の力…聖なる闇を黒い球状で発動し、同時に左手から光り輝く太陽の力…聖なる光を同じく球状に発動した。
そして、体から魔力のシンボルと言える月の魔法陣をつむぎ出し、三大天空要素全ての力をマギカドラゴンとゴダードの前に見せた。

「…これが私の全てです。」
「あぁ、確かに見させてもらったよ。このすさまじい魔力の高まり、精霊達とのつながりは本物だ…さすが現代の竜の魔法使いだな。」
『では、次からが本番だよ。けど、その前に少し支度をするから…ちょっと待っててね。』

エリカの体から流れる魔力を改めて確認したマギカドラゴンは、自らの魔力を集中させ洞窟の前にある開けた場所に魔法陣を描くと、エリカに魔法陣の中央に立つ様話しかけた。

『はぁぁぁぁぁぁっ…ふぃー。さぁエリカちゃん、魔法陣の中央に立って。これからヴァルムンクの試練を始めるよ。』
「…はい!」
『これから三大天空要素の内の二つ…聖なる光と闇の力を数分間放出するから、それを体内に取り込むだけでいいんだ。ただし量が半端ないから、無理だとわかったら僕に声をかけて、一旦止めるから。』
「…はい!」

この試練は俗に「光と闇の試練」とも呼ばれ、ここを通過しない限りエリカはヴァルムンクを手に入れるのはおろか、その力を使いこなす事すら難しくなってしまうのである。
ヴァルムンクは切れ味が鋭い分制御も難しく、周囲に関係のない人間や建物等を誤って斬ってしまう可能性も少なくない。
そのために、正しく制御し使いこなせるかの試練を設けなくてはならないのだ。
光と闇に限定した理由も、ヴァルムンクは光の威力と闇の切れ味を月の力で制御するため、月の力がどの程度安定しているかも必要なのである。
試練を通過するコツはただ一つ…それは、四大元素と三大天空要素のバランスがうまくとれているか、それだけに尽きる。
もしどれか一つでもかたよっていれば、うまくすれば再挑戦…ただし下手すれば死が待っているのだ。

エリカは意を決すると、マギカドラゴンの言葉にしたがい魔法陣の中央に立ち、両腕を高
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