第四話 ジュエルシード
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る彼女たちは別のクラスの生徒。
正直そんなに見つめられるとすごく恥ずかしい!
本当にどうしてこうなった!
「「あの! いえ、えっと……」」
私が何か話そうとするたびに同じタイミングで真ん中の子も話し出すから全く話が進まないし、何も分からない!
いや、彼女が悪いわけではないだけれど…………。
何もかも運命の女神が悪い! 『え(゚д゚)!?』
そんな時、とてもうるさい輩が現れた。
「やあ! 三人とも、昼間は話せなかったけれど今度こそ――」
「アリサちゃん! レモン汁は!?」
「ごめんなのは、昼ので使い切った! すずかは、持ってないよね」
「うんごめん、一日一回でなんとかなってたから油断してた」
何やら物騒な話をしている彼女たち。
…………ん? 果汁、ウザイ奴、何か引っかかる。
とても昔に何かあったような、そうでもないような。
「おや! よく見れば見慣れない美人がここに! 君も僕のハーレ――」
それ以上先を聞くな、と誰かが告げた気がしたので私はさっきから握っていたスプレーを彼の目に向けて吹きかける。
「う、うわああああああああああああああああああああ! 目が! 目がいつもの数倍痛い!」
クリムが何かあった時のために持たせてくれた催涙スプレーがこんなところで役に立とうとは、人生何が起こるか分からないものだ。
「あ、あんた、見かけによらず意外とやるわね」
オレンジ色の髪の彼女が話しかけてくる。
「それより、あの子が復活する前に急いで逃げないと!」
「「うん!」」
紫の子の言葉に二人が肯き、私の手を握って一緒に逃げ出した。
…………あれ? なんで?
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