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銀色の魔法少女
第四話 ジュエルシード
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の子だったの。

 彼女は空いている所を探すと、そこで一人でカロリメイトを食べ始めたの。

 私が見ているのに気がついたのか、アリサちゃんとすずかちゃんも彼女を見つけたの。

「うわぁ、何アレ、すっごい綺麗」

「うん、お人形さんみたい」

「けど、あんなふうにカロリメイトを食べるの見ると、なんだかリスに見えてくるよね」

「そうかな?」

 二人が話している間、私は別のことを考えていたの。

 三年前の公園、そこで出会ったあの子のこと。

 今でも私たちの周りでしつこく騒ぐアイツを一撃で撃退したあの子。

 あの後何回か公園に足を運んだのだけれど、一度も出会うことはなかったの。

 ……まあ、アイツに何回か邪魔されたからかもしれないけど。

 もしかしたらあの子の兄妹かもしれない、そう思えるほどそっくりだったの。

 急いでそのことを聞いてみようとしたその時だった。

「やあ! 三人ともここで出会うなんて偶然だね!」

 とてもうざ――、うるさい人がやって来たの。

「Be quiet! そのセリフ私たち何回聞いたと思ってんのよ! いいからあっちに行ってなさい!」

 アリサちゃんが怒鳴り、すずかちゃんは嫌そうに顔を背ける。

 この子、きっと何も知らない人が見たらかっこいいのかもしれないけれど、性格がかなり残念さんなの。

 つんでれ? とかよく分からない言葉を使うし、正直宇宙人とお話する方がコミュニケーション取りやすいような気がするの。

 ……って、そんな場合じゃなかった!

 私が再びそちらを見るとそこには彼女はいなくて、もうご飯を食べ終えて教室に戻ってしまったようだったの。

「ってあんたにかまってる時間なんてないわよ! すずか、なのは! 急いで食べちゃいましょ!」

「「うん!」」

 その後、わいわい騒ぐ人を無視して(途中でアリサちゃんがレモン汁を飛ばして撃退)、お弁当を食べて、急いで教室に戻ったの。

 

 回想終わり。

 あの子がこの学校にいることはわかったので、ジュエルシード探しが終わったら真剣に探すのもいいかもしれないの。

 ……三年生になった途端、探すものが急激に増えた気がするのは気のせいじゃないよね。

 今は放課後、ジュエルシードについてユーノ君とお話しなくちゃいけない。

 けれど、そんな時に限って、運命の女神様がイタズラしているとしか思えないことが起こったり。

「あ……」

 私が教室を出たその時に、別のクラスからあの子が出てきたの。



side 遼

 どうしてこうなった。

 昨日も全く同じようなことを思った気がする。

「「「…………」」」

 私の周りにい
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