第二幕その三
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「はい」
何の隠し事もなく応えた。
「あの方の真剣な御願いを聞きましてそれで私も御願い致します」
「駄目だ」
しかしオテロは彼女の言葉を一言で断った。
「今は駄目だ」
「何故ですか?」
「どうしてもだ」
怪訝な顔になった妻にまた告げた。
「わかったな」
「オテロ様」
デズデモーナはここでオテロの顔が強張り額から汗が流れていることに気付いた。目の光も不吉に揺れ動いていた。
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