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グラールの神機使い
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時、アリサは自分の過去を思っていた。そして俺自身、アリサを思っていた。結果として、アリサの過去が感応現象で現れました」

 アリサはあの時、自分の過去のトラウマと、前支部長の策略による洗脳、双方と戦っていた。

 そして俺も、目の前にいるアリサの事を強く考えていた。そして、アリサの手を取った。

 その間にアリサの事が感応現象として現れるのは、何ら不自然な事ではない。

「黒いハンニバルもそうです。リュウジは、あのハンニバルがリンドウさんだと半ば確信して接触し、実際そうだった。そして、感応現象が現れた……」

 そこまで言って、アツシはアリサを見た。

「今の俺とアリサなら……十中八九感応現象が起きるでしょう」

「まぁ、この中で最もリュウジ君を思っている2人だろうからねぇ。君達、お願いできるかい?」

 2人同時に頷くと、向き合う形で立つ。

 心の中でリュウジの名を呼びながら、互いの手を取った。

 瞬間――

「うわぁぁぁぁぁぁあぁぁぁああぁぁぁ!」

「きゃぁぁぁぁあああぁぁぁあぁぁぁ!」

 想像を絶する光が、2人を包んだ。
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