応援と翠屋
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人は原作ではジュエル・シードの暴走に関与しいる
まぁ、関与といってもただ巻き込まれただけなのだが……
久川先輩がジュエル・シードを谷井さんにプレゼントし、谷井さんが発動させてしまたという流れだ。
そして、そのジュエル・シードの発動は今日起こる……。
だから…久川先輩に翠屋へ移動する際、それとなく質問しておいた
『翠色の石みたいなの持ってませんか?』とね。
結果は持っていなかった……一応、見聞色の覇気で確認したから間違いない。
恐らくだが、長野から以前もらったジュエル・シードが今回の分だったのだと思う。
確か長野が『サッカー部の部室近くで拾った』って言ってたし、それに久川先輩ってうちの学校のサッカー部のキャプテンだし……本来は久川先輩が拾うはずだったのだろう。
原作との歪みの事をその時考えたが、良い方向への歪みなのでとくに気にはしていない。
「あら……皆帰っちゃうわねぇ…。
この後、パパとお買い物の約束あるし……私もそろそろ帰ろうかしら?」
「そうだね……。
私もお姉ちゃん達と約束あるし……」
「ほえ? そうなんだ……。
じゃあ、私達もお開きにしよっか」
「ええ」 「うん」
バニングスさんと月村さんは、家族との約束がある為もう帰るようだ。
「あ、そういば神田。
月曜日に士郎さんとの試合の結果を教えなさいよ。
『やるからには勝つ』なんて言ったんですもの、楽しみにしてるわ」
俺を含めた全員が席を立った際、バニングスさんから声が掛けられる。
その顔はニヤリと笑っている……どうやら、俺の敗北を話題におちょくる気らしい。
「ああ、任せとけって。
俺は有言実行派の人間だ」
「ふ〜ん、じゃあ月曜日楽しみにしてるわ」
そう言って、より興味を持った目でこちらをひと見た後、
バニングスさんは月村さんの隣へと移動する……どうやら、帰り道は一緒のようだ。
「またね、アリサちゃん、すずかちゃん」
「また月曜日に学校でな、二人共」
「ええ。
じゃあ、また月曜日に会いましょ、なのはに神田」
「ばいばい、なのはちゃん、神田君」
お互いに手を振り合い、別れの言葉を掛け合う。
そして、バニングスさんと月村さんが見えなくなった辺りで手を振るのを俺達はやめる。
「神田君はこれからどうするの?」
「そうだな……。
店内の片付けを手伝おっかなぁ……三人じゃあ時間掛かりそうだし」
「うん! じゃあ、一緒にお手伝しよっか。
3人よりも、5人の方が早く終るもんね!」
高町さんは笑みを浮かべながら翠屋のドアの前へと移動し、カラーン♪ という音をたて
ながらドアを開ける。
どうやら、高町さん自身も士郎さん達を手伝う気だったようだ。
俺は高
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