応援と翠屋
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。
「約束の内容は単純だよ。
俺と士郎さんがただ戦うだけさ……これでOKか?」
特に隠すこともないので、さらりと約束の内容を伝える。
しかし、俺の言葉にバニングスさんと月村さんは首を傾げるだけ……なぜだ?
「? いや、ちょっと待ちなさいよ。
戦うって、アンタ……一体何で戦うのよ? アンタと士郎さんでやる事って言えば……」
「……もしかして、サッカーとかじゃないかな? アリサちゃん。
ほら…神田君ってサッカー上手だし、士郎さんもサッカーの監督さんやってるよね?」
「あぁ! なるほどね! 流石はすずかね」
「えへへ……。
最近、推理小説を読み始めた御かげだよ、アリサちゃん」
……いや、大いに間違ってるぞ? 2人共……。
だから…そんな『解った!』って感じに手を”ポン!”と重ねないでくれバニングスさん。
そして…嬉しそうに笑わないでくれ、月村さん……君の推理間違ってるからさ。
「いや…捻らなくてもいいんだって、2人共。
戦うってのはそのままの意味だよ。ほら、武道家や剣術家が試合したりするアレのこと」
このまま『サッカーで戦う約束をしている』みたいな誤解を招くと、ややこしい事に成りそうなので二人に真実を告げる……。
「「………………は?」」
「? どうした、2人共?
そんな、鳩が豆鉄砲食らった様な顔して」
今の二人の顔は、まさに俺が今言った通りの表情をしている。
……念の為言っておくが、別に二人が鳩顔とかではないからな?
「えっと……神田君?
予備知識が無いまま、お父さんと戦うって言われても……普通はこうなるよ?」
「え? そうなの?」
「うん。
私も…お父さんから神田君の事、色々聞いてなかったらこうなってたと思うの」
なるほど。
そういえば…バニングスさんと月村さんには俺の実力を聞かせた事は無かったな。
「えっと……説明要る? 二人共?」
「あ、当たり前よ! どういう事なのよ!?」
「(コク! コク!)」
バニングスさんは荒ぶり。
月村さんは首を上下に振る。
どうやら、説明がいるようだ。
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「―――という訳だよ、二人共」
俺が今回説明した事は……
・俺が武道をしている事
・士郎さんと戦う理由
と、まぁ…以前、高町さんに言った事を二人に説明していた。
ちなみに、この二人には六式という名前は紹介したが、技については説明していない。
というのも…六式の技に問題がある、空を飛べる? 高速移動? Etc.……
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