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茶番王 裏生徒会モンスターズmemkontento
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年は続けた。
 「ということは、何か条件を追加でも?」
 「そう。そもそも、いかなるカードも無尽蔵に引けるのならばチューニングサポーターを機械複製術で増やしてシンクロキャンセルを繰り返したり、王立魔法図書館を出して魔法を連打すれば無限に近い手札が得られる。しかし私はそんなものを望んでいるのではない。私が求めているのは、私の想像を越えた、非現実的でピンポイントな集中力と狂気に満ちたプレイングなのだよ」
 「へぇ、そうなんですか」
 「うーん……、期待に添えるかなぁ……?」
 仙翁は苦笑した。
 「というわけで、仙翁には2つの枷を課すことにした」
 峰年は人差し指を折ってそれ以外を広げた。
 「はぁ」
 「1つ目、メインデッキには、1つのカテゴリのカードしか入れてはならない」
 峰年は、手で4を表すようにした。
 「カテゴリっていうと……、代行天使とかですか?」
 「まぁ別に具体的に考えて言っているわけではない。代行天使使いたいなら天使族と言って済ます荒業もあるしな」
 「種族って、カテゴリなんですか?」
 「カテゴリのようなものだ」
 峰年は嘯(ウソブ)いた。いつものことである。
 「……」
 「そして2つ目、」
 峰年は再び人差し指を折ってそれ以外を広げた。
 「同一カードは1枚まで」
 「……ということは、例えば究極竜(アルティメット・ドラゴン)のような複数ありきなカードは出せないということですか?」
 「出せないのか?仙翁」
 峰年は仙翁に話を振った。
 「えっと、沼地とプリズマーがいれば可能だよ」
 「そうなんですか」
 「まぁ、言いたいことは分かる」
 峰年は頷いた。
 「しかしDボーイズだろうと1体までだ」
 「Dボーイズ?」
 葉蓮は訝しげな声を出した。
 「あぁ……」
 峰年はスマートフォンをいじったり待ったりすると、画面を葉蓮に見せた。


 Dボーイズ 闇属性 星1 悪魔族 100/1000

 リバース:デッキから「Dボーイズ」を任意の数だけ表側攻撃表示で特殊召喚できる。その後、自分はこの効果で特殊召喚したモンスターの数×1000ポイントのダメージを受ける。


 「……分かりました」
 「ということだ、何か質問は?」
 「……」
 葉蓮は黙った。
 「…あの、」
 そして暫くして口を開いた。
 「ん?」
 「なんだね?」
 峰年と仙翁は葉蓮を見た。
 「レベル12シンクロって、シンクロ素材が3体ですよね?」
 「そうだな」
 「そうなると、4体目のレベル12シンクロを出す前にモンスターが3体いて、4体目のレベル12シンクロを出す為のシンクロ素材の為のスペースが無いんじゃないですか?」
 「……成る程な。確かにそれは私も考えた」
 峰年
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