第二話 変態が…
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「さっきまでは緊張してたんだよ…」
「けど、よくあいつを振り切ろうとしたわね」
今度は金髪の子―――アリサ・バニングスだっけか?―――が話してきた・
「実際用事があったんだよ。ちんたらするわけにもいかなかったんだ」
「そうなんだ…よかったら一緒に帰ろうと思ったんだけどそれじゃあ無理だね」
「あしたは一緒に帰りなさいよ」
「ああ、用事が入らなかったらな」
あたしは二人に手を振って教室を出て帰宅の道、ではなく駅近くにまで歩いて行ったところでインカムをつけた。
「んで、どこに行けばいいんだ、風鳴のおっさん」
『おいおい。ようやく通信をしてきたと思ったらいきなりか?』
今話している相手、それは風鳴源十郎。
うん、字が一字違うだけだがあのおっさんである。
非常識にもほどがあるおっさんだ。あんたほんとに映画が趣味なのかといいたくなるくらいに人間離れしている人である。
そしてこの世界にも、あの組織が存在する。政府公認の秘密組織[特異災害対策機動部]が。
そして、この組織があるということはノイズも存在する。
「こっちは学校で酷い目にあった直後なんだよ。さっさと要件を言えよ」
『まあそう焦るな。今回は襲撃はないと予想されるが今回の任務は聖遺物の受け取りだ。三号聖遺物ガングニール。これを受け取ってきてほしい』
ガングニール。
あれは立花響が使っていたシンフォギアであるがこの世界では開発、いや制作されたばかり。つまり誰も装者がいないのだ。
「はいよ、いざとなったらあたしもあれを使っていいんだよな?」
『ああ。問題はない。まあほとんどないと思うがな』
「わかった。んじゃ指定の場所に行ってくる」
あたしは目的の場所にまで歩き出した。
「ねえ、今日転校してきたあの子…なんだけど」
帰り道、高町なのはは自分の親友たちに問いかけた。
「うん、間違いなくロストロギアを持ってるよ」
「あたしもそう思うわ」
そう答えたのは八神はやてとフェイト・T・ハラオウンだ。
「やっぱり、そっか…和樹くんはどう思う?」
話を振られたのは黒髪の少年、桜井和樹。本来この世界にはいない転生者である。
「間違いなく持ってはいるだろうけど今は何とも言えない…彼女がなんであるかわからない以上少し様子をみるべきだ」
そう冷静をよそおってはいるものの内心は疑問で溢れかえっていた。
(原作ではあんな子は居なかった…もしかしてあいつも転生者なのか? けど神からそんな話はないし一体なんなんだ?)
彼ら転生者には新しい転生者がくるときその時に連絡が来るよ
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