ターンEX 真紅のロードを歩む龍
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を振り返ると、そこにはもう、誰もいなかった。
「んなっ……!おい富野、テメーどこ行きやがった!?」
慌てて叫び、周囲を見回すユーノ。後ろからいつの間にか近づいてきた足音に気が付いて警戒しながら振り返ると、黒いシルクハットに黒いマントといういかにもな格好をした怪しい男が一人。
「お前か、さっき富野が話してた変な奴って?お前らのせいでえらい迷惑だぜ」
ユーノの言葉は、質問ではなく確認。それと文句。並みの人間ならたまらず目をそらすような敵意をぶつけられてなお、怪人の歩みは止まらない。そのままユーノから5メートルほど離れた位置までまっすぐ歩いてきて、無言のまま全身をすっぽり包んでいたマントから手を出してデュエルディスクをセットする。
「………話すつもりはさらさらない、か。いいぜ、どうせ授業受けるのは清明なんだから俺は遅刻の心配もねえ。一試合も二試合も同じことってもんよ」
そう言いつつ、自分もデュエルディスクを構える。その後何が起きたかは、誰も知らない。
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