情報提供
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るんです。ジュンさんと戦った時です。ボクは確実にゲツガさんと戦う前に戦ったジュンさんに何かしてる可能性があるんです」
「……」
そこまでも気付いているのか。
確かにシードはジュンにも観客席に偽装映像を使ったといっていた。そのことから確実に自分のように取り付かれそうになったのは確実だ。いや、もう取り付かれたと考えたほうがいい。負けたのだったら絶対に何かされているだろう。それにシードの言っていた、もう一人の方に移りたい。これはもう何かされていいると思ったほうがいいだろう。
再び、シュートのほうを見る。シュートはかなり深刻そうな顔をしてゲツガのほうを見ている。しかし、どうしたものか。ウィルスの存在は隠していたほうがいいはずだ。だが、シュートはウィルスに感染してある程度のことを知ってしまったはずだ。もう、無関係とも言えない。
「……はぁ。話してもいいが、これは誰にも話すなよ」
「ありがとうございます!」
「騒ぐな。いいか、これについては俺もわからないことのほうが多い。だから、俺の知らない情報があったらお前も俺に提供してくれ。それと敬語はなしな」
「わかりました」
「まず、俺の知っている限り、お前に感染していた奴はこれだ」
そう言ってポケットからシードを取り出す。それを見たシュートは何かを感じ取ったのか顔をしかめた。
「これがボクに入ってたものなんですね。それに感染ってことは……これはコンピュータウィルスみたいなものですか……?」
「まあ大体あってる。だが、コンピュータウィルスみたいなものならまだマシだな」
「何でですか?」
「お前も分かるだろ?こいつはただのウィルスじゃない。こいつに乗っ取られる、いや、もう感染でいいか。感染されると意識を乗っ取られるって言うよりも奪われ、体の自由を奪われる。それにこいつには意思がある」
「……ゲツガさんの言うとおり、これは危険すぎる……でも、何でこんなことをゲツガさんは知ってるんですか?ウィルスの存在を知っているってことはゲツガさんも感染者だったんですか?」
「……元な。だが、こいつよりもかなりひどい奴だ」
そう言って顔をしかめた。それを見たシュートはゲツガの気持ちを察したのかそれ以上は追及してこなかった。
「えっと、ゲツガさん、一つ質問なんですが、感染経路はどんな感じのものがあるんですか?」
「そこら辺はわからない。俺の知っている感染経路自体がちょっと特殊だったからな」
「そうなんですか。確認なんですが、ゲツガさんの知っている感染者はボク以外にいたんですか?」
「わからん。俺も感染したプレイヤーにあったのはここで初めてだからな。その話から察すると他にも感染者がいるといいたいのか?」
「たぶん
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