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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter16「思わぬ出会い」
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同捜査の打ち合わせを別室で行っなたりと全てが順調に進んでいた。

「ところでクルスニクの坊主」

「何ですかゲンヤさん?」

打ち合わせが終わった後、ルドガーとはやてはナカジマ親子と共に和食専門店で夕飯を食べていた。
リーゼ・マクシアやエレンピオスに一応チキン南蛮巻きや豆腐の味噌汁といった料理はあったが和食とは呼ばれてはいなかった。

この世界でははやてとなのはの出身世界がこの和食の発祥らしいが、なかなか味わい深い料理で、ルドガーも暇な時に是非作ってみようと考えているとゲンヤから話しかけらる。

「ウチのスバルの奴はどんな感じか聞かせてくれねぇか?」

「スバルの事ですか?」

「ああ、そうだ。お前さんは六課で高町嬢ちゃんやテスタロッサのお嬢と同じ教官をやってるんだってな?」

「私も聞きたいなぁ。あの子以外の人から見たあの子の姿とか」

話したいのは山々だが、正直ルドガーはそこまでスバルの訓練を見た事がない。
基本はティアナの面倒と、たまにフォワード4人をまとめて相手をする時(ちなみにルドガーの圧勝)以外はスバルの訓練を持った事がない。エリオとキャロもそうだ。しかし最近、骸殻に変身したルドガーが槍を使う事を知った隊長達が彼にもエリオの面倒を見てもらうかを実は考えているらしいがルドガーはティアナの訓練で手一杯だと辞退している。

「そうですねぇ……アイツは少し…いや、大分猪突猛進な部分が性格と戦いにあって、隙だらけな部分が仇となって俺との模擬戦中は大抵そこを突かれて終わりますね……」

「はっはっ!全くアイツらしいなぁ」

「あの子ったら……」

スバルの戦闘スタイルが昔からそうなのだと2人の反応でわかった。どうやらこね2人もスバルに手を焼かされたようだった。

「けど考えてやっているのか、ナチュラルでやっているのかわかりませんが、俺の不意を突くような事をやってくるんですよスバルは。全く……こっちは魔法が使えない人間だという事を忘れてるんじゃないかと時々疑ってしまいます」

笑って最後は締めくくるつもりでいた。が、それまでスバルの事を考えていた影響か大らかな表情をしていたギンガてゲンヤの顔が驚きのモノに変わり、ルドガーとはやては目をパチクリしてどうしたのだろうかと考えていた。

「ルドガーさんって魔法が使えないんですか!?」

「あ、ああ。スバルから聞いてないか?俺は魔導師じゃないんだけど……もしかして、知らなかったか?」

「はい!」

(スバルの奴肝心な事を伝えてなかったな……)

脳裏に能天気な顔でルドガーが作ったトマトソースパスタ・山を頬張るスバルの顔が思い浮かぶ。
事前情報さえあればこんな反応を2人がする事もなかったろうが、今更遅い。ギンガはまるで超希少動物を偶然
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