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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter16「思わぬ出会い」
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うだろ?」

「まぁ…普通だと思いますよ」

話しを突然向けられ、応えに一瞬つまるが一応表面上だけ見て判断した観点で“普通”だと言うルドガー。ルドガーの意見を聞いたゲンヤはお茶をすすり茶碗をテーブルに置く。

「いいだろう。引き受けた」

「ありがとうございます!」

わざわざ身内であるルドガーにまで意見を聞いたので、ゲンヤがはやての頼みを引き受けないのではないかとルドガーは思っていたが、どうやら杞憂だったようだ。

「そうさ主任はカルタスでギンガはその副官だ。2人共知った顔だし、ギンガならお前も使いやすいだろ」

これも108部隊が六課に取って連携が取りやすい理由の1つだ。六課も身内で固められているし、協力部隊になった108部隊ははやてを知る人物ばかりだ。使いやすいこの上ない。はやてはこれを詠んでゲンヤに協力を願ったのではないかとすら思えてくる。そうだとするとはやてはルドガーが思っている以上にタヌキなのだろう。

「はい。ウチの方は、テスタロッサ・ハラオウン執務官が捜査主任になりますから、ギンガもやりやすいじゃないかと」

ルドガーはここまで身内に恵まれた組織を見た事がない為、何か裏があるのではと考えてしまうが、愛弟子であるはやてをゲンヤが陥れる理由はない見当たらない事から純粋にはやてへの好意からのモノだと判断する。

「スバルに続いてギンガまでお借りする形になってしもうて、ちょっと心苦しくはあるんですが……」

「何、スバルは自分で選んだ事だし、ギンガもハラオウンのお嬢と一緒に仕事は嬉しいだろうよ」

「ギンガとフェイトは個人的にも仲がいいのか?」

もしかしたら仕事上で関わって親しくなったのかもしれないが、ルドガーはゲンヤの口調でスバルがなのはに憧れているようにギンガもフェイトに憧れを抱いているではと思った。

「4年前に大規模の空港火災があってな、その時にギンガは危ないところをフェイトちゃんに助けられんたよ。そこからギンガはフェイトちゃんに憧れてるんだよ」

「そうだったのか……」

「ちなみにスバルはその時になのはちゃんに助けられて、ギンガと同じようになのはちゃんに憧れたんや」

自分がユリウスに憧れていたように、スバルとギンガもなのはとフェイトに助けられた時に、今の自分の道を選ばさせる程の強烈な意志を持たせる事になったのだろう。

そして2人はその憧れの人物の側で仕事ができるのだ。

こんなに嬉しい事はない。その後は管理局の階級は実際はただの飾りで、一般士官からすら小娘扱いを受けているという内情やゲンヤ自身も自分より階級が上のはやてを小娘扱いしいたと彼自身が謝ったり、はやてがゲンヤは今でもナカジマ三佐は尊敬できる師匠だと彼への尊敬の念がわかるような会話が出たり、六課との協
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