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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter16「思わぬ出会い」
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答や。スバルのお姉ちゃんのギンガ・ナカジマだよ」
「始めまして。スバルの姉のギンガ・ナカジマです。クルスニクさん」
「ん?俺の事を知って?」
「はい。いつもスバルからのメールでクルスニクさんの事を聞かされていますから」
どんな事を聞かされているのだろうか?あのスバルの事だ。俺に抱いているイメージをそのまま話したのだろう。ルドガーが悪と戦う為変身して戦う人物だというふうに言っていても不思議ではない。
「俺の事はルドガーでいいよ。でさ、ギンガ」
「はい?」
「スバルの奴は何て俺の事を言ってた?」
やはり気になる為ついつい聞いてしまった。
「うーんそうですねぇ……乙女の秘密です♪」
「「何だそれ?」」
同性同士であるルドガーとゲンヤは乙女の秘密だとスバルのルドガーの印象をはぐらかされ顔を見合わせたた後、声を揃えてハモってしまった。
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お茶を置き終え、また後で話しをしようと言ってギンガはリインと一緒に部隊長室から退室した。
出されたお茶を口にし、はやては立ち上がりレリックの映像を出して今日108部隊に訪れた理由を話し始める。ルドガーも形だけは一応はやての部下の為、はやての後ろに立つ。
「お願いしたいんは、密輸物のルート捜査なんです」
「お前んトコで扱ってる、ロストロギアか?」
「それが通る可能性の高いルートが、いくつかあるんです」
六課といえど、そう簡単に他隊の管轄にレリックが絡んでいたとしても立ち入る事はできない。おまけに管理局の『陸』と『海』は長年、折り合いが悪い事で有名だ。
最も……陸が足並みを揃えないとは言わないが、陸の事実上トップであるレジアス・ゲイズ中将が大の海嫌いという私情に近いモノが両者の溝を深めているのは過言ではない。
そう言った事情で本局から来た機動六課はやりずらい事もあるはずだ。
「詳しくはリインがデータを持って来てるので、後でお渡ししますが」
ここで初めてリインにも一応役目がある事を知ったルドガー。
本人が知ったら噛み付かれかねい事だがルドガーはまだ気付かない。
「……まぁ、ウチの捜査部を使ってもらうのは構わねぇし、密輸捜査はウチの本業ちゃ本業だ……。頼まれねぇ事もねぇんだが」
「…お願いします」
首だけを動かしゲンヤに頼む。ゲンヤは少しの間を置き、真面目な顔で口を開く。
「八神よ……他の機動部隊や本局捜査部じゃなくてわざわざウチに来るのは……何か理由があるのか?」
「密輸ルートの捜査自体は彼らにも依頼しているんですが、地上の事はやっぱり地上部隊が一番よく知ってますから」
「まっ、筋は通ってるな………お前さんもそう思
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