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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter16「思わぬ出会い」
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カジマ三佐に羞恥の表情を浮かべながら頭を軽く下げる。
「いやぁ、誰だって間違いはあるさ。何なら俺の事も兄貴と呼んでも構わないぞ?」
「い、いえ、そんな……」
「ぷっはっはっはっはっ!」
「…………」
ルドガーが恥ずかしがっていたのには、ゲンヤの事を兄と間違えた事以外にも理由がある。このやり取り以前から聞こえるはやての笑い声が原因でルドガーは更に恥ずかしいさが倍増しているのだ。
「おい………」
「くっくっあはっ!……ご、ごめんっ……!あ、あまりに、くっ……さっきのルドガーが……ツボに……ぶっ……!」
「うっ……」
自分で思い返してもさっきの行動は笑えてくる。いや、笑いを通り越して痛さすら覚えてしまう。
「そう笑ってやるなよ八神よぉ。何もこいつも……そういやお前さん名前は何て言うんだ?」
「あっ、ルドガー・ウィル・クルスニクです」
まだ自己紹介していない事を思い出してゲンヤに慌て自分の名を名乗る。その表情を気に入ったのかゲンヤも軽く笑って自己紹介を返す。
「もう八神から聞いて知っていると思うが、俺はこの108部隊の部隊長をやってるゲンヤ・ナカジマだ。……お前の兄さんだ、ルドガー」
「い"っ!?」
今ゲンヤが発した声の波長があまりにもユリウスと似ていた為、別人だと思っていても驚いてしまう。
「ナ、ナカジマ三佐だって冗談やってるやないですかぁ」
「ははは、悪いな。この坊主に兄さんって呼ばれたら年甲斐もなく嬉しく思っちまってよ……すまんなクルスニクの坊主」
「いえ……」
別に悪い感じはしていない。むしろもう二度と聞く事ができないと思っていた兄の声を聞けたような気がして心の底から温かい思いを感じて嬉しいようだった。
「具合を聞かれ、ありのままの感想を応える。
まぁ冗談はここまでだ。新部隊、なかなか調子が良いみたいじゃねぇか八神」
「そうですね、今のところは」
笑いから立ち治ったはやては部隊の稼働具合を聞かれ、ありのままの感想を応える。
「しかし、今日はどうした?古巣の様子を見に、わざわざ来るほど暇な身でもねぇだろうに」
「へへっ、愛弟子から師匠へのちょっとしたお願いです」
その時丁度部隊長室の来客を知らせるブザーがなり、ゲンヤが入るよう話し、中へ少し前に別れたリインと陸士隊の制服を着た薄い青の長髪のいかにも女性らしい体つきの女性がお茶を持って現れる。
「ギンガ!」
「八神二佐!お久しぶりです」
ギンガと呼ばれた女性ははやてを慕っているようで、心から笑顔を見せる。
その笑顔を見たルドガーは、目の前にギンガという少女がスバルと似ている事に気付く。
「はやて。もしかして彼女が……」
「ご名
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