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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter16「思わぬ出会い」
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機械、車、バイク………それは『バリボー』に勝も劣らない男のロマン……。
男であるルドガーも惹かれるのは必然だった。
だがまだミッドチルダの市民権を持たないルドガーはライセンスは取得できないと聞かされ、
落ち込むのもまた男のロマンの醍醐味……。
………男のロマンに負傷はつきものである。
もしローエンが居たならルドガーにこう叫ぶよう伝授するだろう……。
ビバ!ロマン!
………そしてまたは……。
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「ガイアスさんも叫びましょう!さぁ!ティーチーミーバリ---」
「言わせないよ!?」
「……ティーチーミー……バリボー?」
「ちょ、ガイアス!?」
未だにバリボーの意味がわからずもとにかくガイアスに言わせないようにしたジュード。
頑張ろう……ジュード。
同じ傷を他の人間に負わせないように……例えそれが男である事を否定する選択だったとしても……。
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陸士108部隊の隊舎に到着したはやてとルドガーは部隊員に部隊長室へと案内される。
部隊長室に向かう最中に廊下ですれ違う人間がはやてを見て敬礼をするのを見て彼女が管理局内ではそれなりの地位についている事を改めて思いしらされた。
たまにルドガーの事も詮索する声も聞こえるが大方はやての部下だと思われているのだろうか?
「ナカジマ部隊長。八神二佐とその部下の方をお連れしました」
部隊長室前の扉のインターホンへ部隊員がルドガー達を連れて来た事を報告する。
やはり部下だと思われていたようだ……。
予想通りの自分のイメージを知り内心笑っていたルドガーだったが………
『わかった。入れ』
「なっ!?」
インターホンから聞こえてきた声に驚愕する。
「っ!!」
「ちょ、ルドガー!?」
はやてより先に部隊長室に入る……いや駆け込む。無理もない。
何せインターホンから聞こえてきた声は………
「はっはっぁ……っ兄さんっ!!」
彼の兄ユリウス・ウィル・クルスニクの声と瓜二つだったのだから。
……しかし。
「あ?兄さん?お前さん……どちら様だ?」
中にいたその声の持ち主だろう人物はユリウスとは似ても似つかない、年齢も大分離れた中年の全くの別人だった。
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「そうか……俺の声はそんなにお前さんのユリウスとかいう兄貴の声に似てたのか」
「す、すいません……」
部隊長室の応接室用のソファーに座り108部隊部隊長であるゲンヤ・ナ
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