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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter16「思わぬ出会い」
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これが恋愛における雰囲気が大事だというところなのだろうと、恋愛経験のないルドガーは少しだけわかった気がした。



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午前の訓練を終えたフォワード達はなのは、フェイト、ヴィータの隊長格と一緒に昼休憩の為、訓練場から隊舎へと向かっていた。フォワード達の衣服の汚れ具合から相当な訓練を今日もこなしたのだろう。その道中で隊舎玄関前にてルドガーとはやてとリイン、シャーリーと偶然居合わせる。

ルドガー達の前にはグリーンのオープンカーが停車しており、どこかに出掛けるのだろう。

「皆お疲れさんや」

「「「「はい!」」」」

丁度車に乗り込もうとしていたはやてはなのは達に気が付いて声を掛ける。フォワード達も疲れいるのを感じさせない明るい声で返事をする。

「はやてとリインは外周り?」

「ルドガーさんもですよ、ヴィータちゃん!」

「ルドガーもかよ。ってか何で制服着てんだよオマエ?」

「ははは……」

「ちょうナカジマ三佐とお話ししてくるよ」

「あっ」

ナカジマという名を聞きスバルが反応する。これからはやて達が向かうのは陸士108部隊。
はやての古巣でもあり、スバルの父親でもあるゲンヤ・ナカジマが部隊長を努めている2人にとっては馴染み深い部隊でもある。

「スバル、お父さんやお姉ちゃんに何か伝言とかあるか?」

(へぇ……スバルには姉さんがいるんだな)

これから行く部隊のトップの人間がスバルの父親だとは聞いていたが、スバルに姉がいるという事を知り少なからずルドガーは興味を持つ。あのいつも元気一杯なスバルの姉がどんな人物か見てみたいという好奇心から来たものだろう。

「いえ!大丈夫です」

伝言も特にないとう事をスバルが伝えるとはやてとルドガーとリインは車に乗り込む。
当然運転手ははやてだ。

「じゃあ、はやてちゃん、リイン、ルドガー君。行ってらっしゃい」

「ナカジマ三佐とギンガに宜しく伝えてね」

「うん」

はやてと同じく旧知の仲であるなのはとフェイトが宜しく伝えるようにはやてに頼み、はやては車のアクセルにゆっくり力を加える。

「いってきま〜すぅ!」

曹長という階級に似合わない可愛らしい声を上げるリインにルドガーも自然と笑う。

「なぁはやて?」

「うん?」

六課敷地内から出て暫くしてルドガーは前々から思っていた事を相談する。この世界に飛ばされてからその存在についてルドガーは知りたがっていたし、自身も使えたらいいなとも思っていた。そして今日、改めてソレの便利さを知りルドガーは割と本気で欲しいと思っている。

「車っていう乗り物のライセンスを俺も取りたいんだが……」


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