第6章 無限時計編
旅の仲間達
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「まさか歩く事になるとは・・・」
「いいじゃない。たまには。」
俺の言葉にミントがそう言う。
「(しっかし、レビィさんの所の闇分身がもう消えちまうとは・・・
後でドロイさんを殴ろう。)」
俺は心の中でそう決めたのだった。
「ん、んん〜、気持ちいいねぇ〜。」
カナさんがそう言う。ま、天気がよくって、光は美味いよ。
「何だか、ルーシィさんが言ってた物語みたいだね。」
ウェンディが俺の方を見てそう言ってきた。
「どういう事よ?」
「『星空の鍵』の女の子は世界中を旅したでしょ?」
「ああ。」
「きっとこんな感じだったんじゃないかあ〜って。」
ウェンディらしくっていいと俺は思うぜ。
「呑気ね。その子が幸せになった事で、周りの人間は不幸になって、世界が混沌に陥ったのよ。」
シャルルがそう言ってきた。
「あ、そっか・・・。」
「あたしは少女じゃないけどね。」
「じゃあこの場合は、やっぱりウェンディかな?」
「じゃあ私達は不幸になるの?」
「そうじゃねえよ。」
俺達はそんな会話をしていた。
「お前達。」
「「「「?」」」」
エルザさんが声をかけて来たので前を見た。何故かシートを引いて、弁当を出していた。
「ここに座らないか?」
「え・・・?」
「「「??」」」
「おいしそう〜。」
「ああ〜、気持ちがいいものだな。ピクニックとは。」
・・・・・・・・・あれ?
「ピクニック?」
「一度やってみたかったのだ、ピクニック。」
ピクニック・・・ピクニック・・・、とだんだん小さくなるようにその言葉が聞える。
「ちょっとエルザ・・・趣旨が違ってきてるよ・・・。」
カナさんがそう言う。しかし・・・
「人生は初のピクニックだ!」
「聞いてない・・・(汗)」
エルザさんは完全にピクニックを楽しもうとしている。手にはもうサンドイッチを・・・。
「ピクニック!」
また同じ様にその言葉がだんだん小さくなるように聞こえてくる。
「じゃあ私も〜。」
ミントも参加するんかい!!
「そんな事してたら、レギオン隊に先を越されちゃうわよ!!!」
シャルルがそう言う。
「全ては計算積みだ。途中だけ一度ピクニックした所で、先を越される事などない。」
「だといいですけど・・・。」
「ああ〜、風が吹き渡り、何処まで広がる草原・・・はむ。」
エルザさんは手に持っていたサンドイッチを一口食べる。
「うまい!」
「おいしいよ〜。」
「エルザさん・・・(汗)」
「ミントまで・・・(汗)」
「価値観
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