第64話 座敷わらし
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リョ「疲れたぁ〜・・・」
お寺の掃除が終わったのは夜の7時頃でした。僕たちはみんなヘロヘロです・・・
ウ「最近の若いもんは元気だねぇ〜。おかげですっかりきれいになったよ。ありがとうね。ほれ、報酬の100万Jだ。受け取っておくれ。」
エルザさんがウメさんから報酬を受け取ります。
ユ「100万もあるなら、お寺を建て直すことができたのに。」
グ「掟のほうが大事なのかよ。」
ウェ「ウメさんらしいですね。」
シャ「年寄りってゆうのは、どうしてこうも古くさいのかしら。」
それだけ、このお寺が大切だとゆうウメさんの気持ちがよく伝わります。
ウ「トーヤ君、ちょっと。」
僕はウメさんに呼び出されました。
ト「何でしょうか?」
ウ「あんた、幽霊だね。」
ト「!!ど、どうしてそれを・・・」
ウ「年寄りの観察力をなめちゃあいけないよ。」
なるほどぉ〜。覚えておきます!
ウ「で、君の友達の中で、この事を知っている人は?」
ト「2人です。正しくは1人と1匹です。」
ウ「そうかいそうかい。いつか、全員に自分の正体を明かす時がくるからね。」
全くそのとおりです。
ト「すでに覚悟は出来ています。」
ウ「そうかいそうかい。そりゃあ対したもんだねぇ〜。その時まで、これを持っておいき。」
そう言って、ウメさんが僕の手の平にのせてくれたものは紐のついた紫色の勾玉でした。
ト「これは?」
ウ「幽封玉といってね、これを持っていれば幽霊の力を抑えることができるんだよ。」
とゆうことは、やっぱりウメさんも・・・
ウ「座敷わらしと友達になってくれた事と、掃除を手伝ってくれたお礼として、受け取っておくれ。」
ト「ありがとうございます。ウメさん。」
僕はさっそく首に勾玉を首に付けてみました。なんだか心がとても落ち着きます。
ウ「座敷わらしを、頼んだよ。」
ト「はい!約束します!」
ウェ「トーヤさ〜ん!」
ショ「置いてくぞ〜!」
マ「早く早く〜!!」
僕はもう一度ウメさんにお礼を言ってみなさんのところに走っていきました。僕が振り返った時には、すでにお寺とウメさんの姿は跡形もなく消えていました。
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