板垣家へ
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亜巳の提案を断りながら千李は立ち上がった。
「ええー本当に行っちゃうのー?」
千李の足にしがみつく辰子だったが千李が辰子の頭をなでながら「また来るから」というとすぐに笑顔になった。
……このなでると笑う感じ辰子って一子や瑠奈と似たものを感じるわね。
思いながらも千李は玄関までやって来て四人に別れをつげた。
「じゃあまたね四人とも。竜兵。あんまり男を掘り過ぎないようにね」
「おう。心配すんな」
「……お前じゃなくて相手の方なんだけど、まぁいいわじゃあね」
千李はそういうと湘南に行ったときと同じように跳んだ。
「さぁて。夕飯も食べたしさっさと帰って瑠奈と一緒にお風呂入って寝ようっと」
千李の顔はとても満足そうに笑っていた。
千李が帰ってから少ししての板垣家に釈迦堂が帰って来た。
「帰ったぞっと」
なにやら某会社の某部隊の某赤髪の青年っぽい口調で帰って来た釈迦堂は亜巳に聞いた。
「おい亜巳。飯はもう食ったのか?」
「ああ。もう食ったけど」
「何食ったんだ?」
釈迦堂が興味深げに亜巳に聞いたところで天使が言った。
「すき焼きだぜ!!師匠!!」
「な、何!?すき焼きだと!?……まぁでもテメーらのことだどうせやっすい肉でやったんだろ?」
多様動揺しながらも聞いた釈迦堂だったが後半で冷静さを取り戻し続けて聞いたが今度は辰子が補足した。
「えっとね。センちゃんが持ってきたんだけど松阪牛のえい5ランクだったかなー」
「なん……だと……!?」
辰子の言葉に釈迦堂は膝から崩れ落ちる。
……千李の野郎まさかこんなときに来るとは……だが!!
「ま、まぁお前達のことだ愛する師匠を心配して少しは肉を……」
「ないぜ!!」
その言葉で釈迦堂は完全に地に倒れ付した。
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