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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜
第26話『学校での日常風景』
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け言うとDチームの勝利だった

内容は一言で言うならツバサの一人勝ちだ

すずかがどんな球を投げてもツバサが全てキャッチしていた
アリサが外野にパスを出そうとしても全てカットしていた
その他は順にツバサに当てられていた
そしてアリサが当てられ……
そしてすずかが当てられて試合が終わった

試合終了後に先生の
「もうドッチボールは止めておこう……」
と言う呟きが私の耳に聞こえて来た気がした……

体育の時間が終わって昼休み
私、姉さん、なのは、ツバサ、アリサ、すずかで
屋上でお弁当を食べていた

「フェイト…これあげる……」

すると姉さんが
お弁当の中に入っていたピーマンを
私のお弁当箱の中に入れてきた

「姉さん好き嫌いは駄目だよ」

私が姉さんを注意すると

「でもツバサも嫌いなのあるって言ってたよ」

姉さんの言葉を聞いてツバサの方を見ると
ツバサは無言で頷いた

「えっと…じゃーツバサが食べたら姉さんも食べる?」

私が姉さんに言うと

「ん〜わかった。ツバサが食べたら食べる」

姉さんは了承してくれたので
私は姉さんが私のお弁当箱に入れたピーマンを
ツバサのお弁当箱に入れて

「ごめんツバサお願い……」

小声でツバサにお願いした

するとツバサは何の迷いもなく箸で掴んで
口へと運んで行き『パクッ』と食べた
するとツバサの動きが止まり
目元には涙が溜まりだしていた

そんなツバサを見て私がオロオロしていると
なのはとすずかとアリサが
直ぐにコップにお茶を用意してツバサに渡した
お茶を受け取ったツバサは直ぐにそれを飲みほした
すると直ぐにアリサが
空になったコップにお茶をもう一度入れた
ツバサはまたそれを一気飲みしていた……
その間なのははツバサの背中を擦って上げていて
すずかは『大丈夫?』と心配していた

この光景を見て姉さんは

「フェイト……」

ジト目で私の方を見ていた……

そして落ち着いてきたであろうツバサに

「ツバサごめん…大丈夫?」

謝って、大丈夫かと聞いたら

「だ…大丈夫……」

するとツバサは、まだ若干涙目ながらも大丈夫だと答えた

そして私は姉さんに

「えっと…ツバサが食べたから姉さんも…」

そう言おうとしたら

「今の見て『食べろ』とか無理過ぎるよ!!」

すぐさま反論された

確かに今目の前で
ピーマンを食べた瞬間にあんな状態になったツバサを見たら
私もこのピーマンを食べるのが怖くなった
私は『大丈夫…大丈夫……』と思いながら
自分のお弁当のピーマンを食べると
いつも通りの味でホッとした……

そして姉さんの方を向いて


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