第五話 魂の勇者
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もう片方の後部座席にノルウェールが乗り込んだ。
「へ?なんでじいさんが来るの?」
「今日のプレゼントはシャマルとザフィーラにだからね。二人を連れて行くなら私も行こう」
「は〜い」
どうせ断ってもついてくるだろうと思ったのか力はそのままブレイブエラゴを走らせた。
(しっかしこのじいさん何者だ?)
力は運転しながらノルウェールのことを考えていた。いくらはやての上司とはいえ自分に興味を持つのは変だと感じていた。そうこうしている内に目的地までたどり着いた。着いたのは今は使われていない閉鎖されたビルだった。
「じゃあとりあえず何かわかったらすぐに連絡で」
「ええ」
「問題ない」
「私は届け物があるから広いスペースいる」
と一同解散した。力は上の階をシャマルは下の階をザフィーラとノルウェールは外を調査した。
「それにしても広いな」
力は上から順番に階を降り部屋をひとつずつ調べた。
「一見異常ないように見えるけど」
力はシャマルとザフィーラに連絡を取り調査内容を聞くが異常無しとのことだった。そして外に二台のキャリアが届いたノルウェールの行っていたプレゼントとやらであろう。すると力は後ろに気配を感じ回し蹴りを繰り出した。だがその回し蹴りは杖で受け止められてしまった。その場に居たのはノルウェールだった。
「じ!じいさん!」
「こら!相手をよく見ないか!」
「わ!悪い」
力は戦闘体制を解くとノルウェールと調査を開始した。
「こっちだ!」
「ここから何かを感じる!!」
力とノルウェールは部屋のドアをそっと開けると中にエイリアンの群れが居るのを確認した。そしてその先にある巨大な装置のことも。
「なんだあれ?」
「あれは反重力装置」
「は?そんなもん、なんに使うんだよ!?」
「恐らくこの辺一体を浮上させて前線基地にするつもりだろう」
その時装置が起動し周辺都市が浮上し始めた。
「くっそ!シャマルさん達に合流しねえと」
だが時すでに遅し力とノルウェールの気配に気づいたエイリアンが二人に襲い掛かった。力はダグコマンダーを起動させようとするが思いとどまった。
(ここで管理局のやつらに俺がダグオンだってバレたら厄介なことになる!)
「じいさん!下がってろ!!」
力は生身で戦う決意をした。エイリアンの攻撃を力はまともに食らい壁にたたきつけられてしまった。
『キシャアアアアアアアア!!』
吠えるエイリアンに力は起き上がった。
「へっこの程度の攻撃!俺がいつもどれだけはやてにどつかれてると思ってんだ!!」
再び来るエイリアンの攻撃を力は捌きその腕に絡めついて合気道の要領でエイリアン
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