第36話 力を持たない少年は知るようです
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ガルハルト!!」
「「赤斬光波!!!」」
ガトウが四連撃で押さえる間にゼクトと同じ呪文を詠唱、放ちます。
真っ赤な極薄いカッターのようなそれは魔力砲を分断し、両側へ逸れて行きます。
が、風圧までは殺し切れず、魔力砲と一緒に背後の壁を突き破ってしまいます。
ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
「キャアアアアアアアアアア!?な、なに!?」
「おやおや、お嬢さんたち。こんな所で何を・・・・あなたは――」
突き破った先には、生徒さんらしき姿と・・・ナギの息子、そしてアスナ姫が。
これは・・・・不味いですね、色々と。
Side out
Side ネギ
ドッガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!
「キャアアアアアアア!!」
「まき絵!逃げるわよ!!ネギ、あんたも逃げんのよ!!」
「で、でも、父さんの仲間が戦って――!!」
「そんな事を言っている場合ではござらん!
あの戦いに拙者達が入る隙など、毛ほど以下も無いでござる!!」
急に現れた父さんの知り合い見たいな人達と、虹色の髪の愁磨さん。
あの人達の戦いは、僕の常識を超えてた。
僕の大魔法見たいなパンチ、見た事も無い数の魔法の射手や魔法。
「もう少し、もう少しだけ……!!」
「ネギ、あんた……。」
僕は調子に乗ってた。あの戦いを見て、ハッキリ分かった。
あれが、父さんの領域。魔法学校なんかじゃ辿り着けない世界。
動きなんか見えない。けれど何となく見なきゃいけn(ゴッツン!!!)
「あうう!?」
「いいから逃げんのよ!!死んだら元も子も無いでしょ!!」
「でも、だって――――!!?」
後ろを振り向くと、四人が向かい合って魔力を気を練り上げていた。
鳥肌も立たないくらい、凄くて・・・見た瞬間、死ぬって思った。
そして、それが放たれた。
「ネギーーー!!!」
明日菜さんが走って来て、僕を庇うように抱き締める。
その瞬間、技がぶつかり合って―――
バシュゥゥゥ!!
「お前ら、オイタはそこまでだ。やるんならガキ共が居ない所でやれ。」
爆発は起こらないで、間には愁磨さんが居た。
父さんの仲間・・・英雄の攻撃を、片手で止めてた。やっぱり、あの人は何か違う。
村に居た優しい旅人で、僕の先生としての先生で、あなたは――
「あなたは、一体何なんですか……?」
「………さて、何だろうな?」
Side out
Side 刀子
「ん、んんっ……
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